弓ヶ浜温泉と雲見温泉でのんびり過ごした早春の伊豆旅行もとうとう最終日。帰りは西伊豆の海沿いを走りつつ、観光スポットへ立ち寄っていくことにした。
1年前に伊豆を訪れた時も同じ帰り方をしたし、別のメンバーと行った少し前の伊豆旅行(以下、“前回”と記す)でも似たようなコース取りで走っていた。自分としてはすっかりおなじみのパターン。立ち寄り先も結構カブっている。
しかし気象条件はこの時が一番良くて景色の美しさはマックスだった。他案件と重複しているからと割愛するにはあまりに惜しい。
(※)本文中に「ちゃっちゃら~♪」がたびたび登場する。調子こいて浮かれた気分を表す効果音だ。おじさん脳内のオリジナルは音階付きなので、各位も適当に作曲して音をあてがってほしい。
雲見地区を出るあたりに展望台があった。ちゃっちゃら~♪ 富士山がめっちゃよく見える。オー、フジヤマ、ワンダフルね。
しかも左側に続く白い筋は雲じゃなくて雪の山脈だった。なんと南アルプス連峰まで見えちゃうとはね。3年前に見た富山湾越しの立山連峰を思い出した。さらに左へずーっと目をやると、うっすら御前崎までわかる。すげーな。
ちなみに注連縄で結ばれた夫婦岩ぽいのは牛着岩という。少し場所を変えれば牛着岩越しに富士山を望む構図が可能なはず。うーむ、いきなりこの日のベストビュー賞かもしれないぞ。
あたり一帯の主要道路である国道136号はところどころにアートなオブジェが飾ってある。そのうちのひとつは駐車スペースがあって、やっぱり富士見スポットになっていた。
ちゃっちゃら~♪ 堂ヶ島越しの富士山ですな。誰も彼もが海の方に注目していて、まったく鑑賞してもらえないオブジェが気の毒ではあった。
かつて聞いた話だと、駿河湾に面する西伊豆は陸地から海へ、急激にドボンと深くなるんだとか。海の青がやけに濃いのはそのせいかな。
うーん、何度来ても結構ですな。こんな感じで一面花いっぱい。ちゃっちゃら~♪
黄色とオレンジが目立つけど、青や紫や白い花もある。一部には菜の花が群生しているところもある。さらには足湯コーナーまであった。すんごい肌スベスベになりまっせ。
花に囲まれた神社までありんす。お参りしようとしたら蜂が複数飛び交っていたため逃げた。チート級の殺傷能力を持つ蜂と熊には近寄らない主義だ。なお、写真の左上に写り込んだ影は心霊ではなく、おじさんの指である。
花畑の近くには一軒宿の桜田温泉「山芳園」が見える。1年前に泊まって好印象の宿だったので、今回も宿泊先の候補には入っていたものの、残念ながら満室だった。人気あるね。
桜田温泉はアイガモ農法で米を作っている。あの区画にアイガモがいるに違いない、と近づいていくと、いましたいました。ちゃっちゃら~♪ 100円でえさを売っていたのであげてみた。激しい勢いで食いついてきたぞ。
さて堂ヶ島の遊歩道を一周してみるか。最初に亀岩へ、時計回りに進む方が逆回りよりも登りがきつくない気がする。見どころの亀岩と向かいに見える蛇島は、お昼頃だとどうしても逆光になっちゃうんだよな。
ちゃっちゃら~♪ 亀岩付近から見た三四郎島。まぶしいほどの海と空の青を切り裂いて、ちょうど遊覧船が通り過ぎていった。
三四郎島と陸地の間は、干潮時に砂州が現れることがあり(トンボロ現象)、タイミングが合えば歩いて島へ行き来できる。残念ながら当日は干潮になっても砂州は海面下。そのへんの可否の予測情報はネットで公開されているから、本気で歩きたければバッチリな日時を狙い撃ちすべし。
そして天窓洞。天井にぽっかり穴が空いた洞窟だ。遊歩道だと上からのぞき込めるスポットがある。相変わらず水の色がいい感じ。
終盤、いよいよクライマックスの天窓洞内部へ。さあ幻想的な青の洞窟が見えてきたぞ。1年前には「温泉で指がカサカサになっていて、スマホのカメラアプリのシャッターボタンをタップしても認識されない」という悔しすぎるトラブルに見舞われていた。今年は絶対にリベンジを果たす!
我ながら全然インスタ映えレベルじゃないが、まあいいや。撮りたいタイミングで撮れたってことで満足しよう。リベンジ完了。ちゃっちゃら~♪
今回の遊覧船は洞窟内で停泊する時間を長めに取って、乗客にじっくり撮影する余裕を与えてもらい、すいぶんサービスしてくれたなという印象だった。最後に加山雄三ミュージアム館内のお土産コーナーを物色するなどして堂ヶ島を離れた。
三度目の正直。これが本気モードの馬ロックだ。ちゃっちゃら~♪
馬の向こうに富士山と南アルプス。視界が良好すぎて肉眼だと富士・清水・静岡あたりの市街地の雰囲気まで見通せた。完璧です。
黄金先展望台から数分ほど歩いた先には富士見の丘なる展望台もある。名前とは裏腹に富士山が見えたことは今までなかったが、ついにその時が来た。ホワイトスネーク、じゃなかった、マウントフジ、カモン。
ちょっと雲がかかっちゃってるのは許す。この日は何もかもが上手くいった。前の日がざんざん降りの雨だったからどうなることかと思ったが、今日でお釣りが来るほど取り返すことができた。どっきりカメラじゃないけど大成功と言いたい。
【この旅行に関する他の記事】
1年前に伊豆を訪れた時も同じ帰り方をしたし、別のメンバーと行った少し前の伊豆旅行(以下、“前回”と記す)でも似たようなコース取りで走っていた。自分としてはすっかりおなじみのパターン。立ち寄り先も結構カブっている。
しかし気象条件はこの時が一番良くて景色の美しさはマックスだった。他案件と重複しているからと割愛するにはあまりに惜しい。
(※)本文中に「ちゃっちゃら~♪」がたびたび登場する。調子こいて浮かれた気分を表す効果音だ。おじさん脳内のオリジナルは音階付きなので、各位も適当に作曲して音をあてがってほしい。
第1章:雲見と岩地の絶景
富士山のベストビューポイント
旅の3日目。雲見温泉・高見家をチェックアウトした我ら一行。前日の雨とは打って変わって今日は最高に天気が良い。しかも空気が全然霞んでなくて遠くまではっきり見える。花粉は飛びまくっているが。雲見地区を出るあたりに展望台があった。ちゃっちゃら~♪ 富士山がめっちゃよく見える。オー、フジヤマ、ワンダフルね。
しかも左側に続く白い筋は雲じゃなくて雪の山脈だった。なんと南アルプス連峰まで見えちゃうとはね。3年前に見た富山湾越しの立山連峰を思い出した。さらに左へずーっと目をやると、うっすら御前崎までわかる。すげーな。
ちなみに注連縄で結ばれた夫婦岩ぽいのは牛着岩という。少し場所を変えれば牛着岩越しに富士山を望む構図が可能なはず。うーむ、いきなりこの日のベストビュー賞かもしれないぞ。
アートよりも注目を集める景色
続いて岩地海水浴場へ。駐車場から階段をどんどん下りていくと砂浜まで行ける。季節が季節だけに誰もいない。夏には人でいっぱいになるんだろうな。あたり一帯の主要道路である国道136号はところどころにアートなオブジェが飾ってある。そのうちのひとつは駐車スペースがあって、やっぱり富士見スポットになっていた。
ちゃっちゃら~♪ 堂ヶ島越しの富士山ですな。誰も彼もが海の方に注目していて、まったく鑑賞してもらえないオブジェが気の毒ではあった。
かつて聞いた話だと、駿河湾に面する西伊豆は陸地から海へ、急激にドボンと深くなるんだとか。海の青がやけに濃いのはそのせいかな。
第2章:桜田の花畑
おじさんも和む、メルヘンの世界
その後は松崎町の中心部を経由して桜田の「田んぼを使った花畑」へ。1年前に訪れて印象深かったので前回の旅行で再訪したし、今回もまたやって来た。駐車料金500円を取られるようになったが、イベント継続を資金面で支えるためにはいいことだと思う。うーん、何度来ても結構ですな。こんな感じで一面花いっぱい。ちゃっちゃら~♪
黄色とオレンジが目立つけど、青や紫や白い花もある。一部には菜の花が群生しているところもある。さらには足湯コーナーまであった。すんごい肌スベスベになりまっせ。
花に囲まれた神社までありんす。お参りしようとしたら蜂が複数飛び交っていたため逃げた。チート級の殺傷能力を持つ蜂と熊には近寄らない主義だ。なお、写真の左上に写り込んだ影は心霊ではなく、おじさんの指である。
懐かしの桜田温泉
他に動物のカカシがいる。ヤギとか馬とか牛とか。遊び心満載。花畑の近くには一軒宿の桜田温泉「山芳園」が見える。1年前に泊まって好印象の宿だったので、今回も宿泊先の候補には入っていたものの、残念ながら満室だった。人気あるね。
桜田温泉はアイガモ農法で米を作っている。あの区画にアイガモがいるに違いない、と近づいていくと、いましたいました。ちゃっちゃら~♪ 100円でえさを売っていたのであげてみた。激しい勢いで食いついてきたぞ。
第3章:堂ヶ島の奇岩
天窓洞とトンボロ
お次は西伊豆町の堂ヶ島。ここも1年前と前回に訪れており、後者の時に「向かいの加山雄三ミュージアムの駐車場は無料」との知見を得ていた。もし遊覧船乗り場寄りの小さい駐車スペースが埋まっていたら(たいがいそうだ)、あわてず騒がず加山雄三ミュージアム駐車場へ入れればいい。さて堂ヶ島の遊歩道を一周してみるか。最初に亀岩へ、時計回りに進む方が逆回りよりも登りがきつくない気がする。見どころの亀岩と向かいに見える蛇島は、お昼頃だとどうしても逆光になっちゃうんだよな。
ちゃっちゃら~♪ 亀岩付近から見た三四郎島。まぶしいほどの海と空の青を切り裂いて、ちょうど遊覧船が通り過ぎていった。
三四郎島と陸地の間は、干潮時に砂州が現れることがあり(トンボロ現象)、タイミングが合えば歩いて島へ行き来できる。残念ながら当日は干潮になっても砂州は海面下。そのへんの可否の予測情報はネットで公開されているから、本気で歩きたければバッチリな日時を狙い撃ちすべし。
そして天窓洞。天井にぽっかり穴が空いた洞窟だ。遊歩道だと上からのぞき込めるスポットがある。相変わらず水の色がいい感じ。
遊覧船で1年前のリベンジを果たす
遊歩道を一周し終えて、次は遊覧船に乗る。いくつかあるコース設定のほとんどが強風中止で唯一「洞窟めぐりコース」だけが運行中だった。20分で1300円。前半は奇岩めぐり。終盤、いよいよクライマックスの天窓洞内部へ。さあ幻想的な青の洞窟が見えてきたぞ。1年前には「温泉で指がカサカサになっていて、スマホのカメラアプリのシャッターボタンをタップしても認識されない」という悔しすぎるトラブルに見舞われていた。今年は絶対にリベンジを果たす!
我ながら全然インスタ映えレベルじゃないが、まあいいや。撮りたいタイミングで撮れたってことで満足しよう。リベンジ完了。ちゃっちゃら~♪
今回の遊覧船は洞窟内で停泊する時間を長めに取って、乗客にじっくり撮影する余裕を与えてもらい、すいぶんサービスしてくれたなという印象だった。最後に加山雄三ミュージアム館内のお土産コーナーを物色するなどして堂ヶ島を離れた。
第4章:締めはやっぱり黄金崎
最後は黄金崎。黄色っぽい岩肌の崖が馬の形に見えることから「馬ロック」の愛称が付けられ、なぜかパワースポットということになっている。1年前に来た時は曇り、前回は雨が降り出してきてたが、今日は絶好の天気だから、さぞかし見栄えがするに違いない。三度目の正直。これが本気モードの馬ロックだ。ちゃっちゃら~♪
馬の向こうに富士山と南アルプス。視界が良好すぎて肉眼だと富士・清水・静岡あたりの市街地の雰囲気まで見通せた。完璧です。
黄金先展望台から数分ほど歩いた先には富士見の丘なる展望台もある。名前とは裏腹に富士山が見えたことは今までなかったが、ついにその時が来た。ホワイトスネーク、じゃなかった、マウントフジ、カモン。
ちょっと雲がかかっちゃってるのは許す。この日は何もかもが上手くいった。前の日がざんざん降りの雨だったからどうなることかと思ったが、今日でお釣りが来るほど取り返すことができた。どっきりカメラじゃないけど大成功と言いたい。
【この旅行に関する他の記事】
- 海と岬と灯台と - 風にも負けず、下田と南伊豆の絶景めぐり
- 源泉かけ流し&海鮮自慢の庶民派民宿 - 弓ヶ浜温泉 清水屋
- 風情たっぷりの千人風呂。ぬる湯もあるよ - 河内温泉 金谷旅館
- 情報通が注目するプレミアムな温泉民宿 - 雲見温泉 高見家