河津桜を見に行く伊豆旅行の後半は、見どころをちょっとずつつまみ食いするような周遊で、とりとめのない感じになってしまった。どうにもまとめにくい。
途中は思い切りカットして終盤の土肥金山と沼津港にスポットを当てることにしよう。西伊豆の土肥は温泉があるだけでなく、かつては金の採掘もしていた。その坑道跡を見学できる施設がある。
また沼津港といえば言わずと知れた魚市場と食品街。伊豆を回る中でさんざん魚系を食べたのに、旅の締めくくりでも魚に囲まれることになった。
その結果、石廊崎→波勝崎展望広場→桜田温泉前の花畑→堂ヶ島→黄金崎と、1年前に別のメンバーと行った西伊豆の知見を活かしつつ、各見どころを拾いながら北上していった。これらの詳細については諸般の事情により割愛します。
そうして順調に走って14時には土肥に着いた。雨が降ってきたから屋外での活動はもう無理。残りの時間は屋内型テーマパークである土肥金山の見学にあてるのがちょうどいい。入館料は1000円。
チケット売り場から観光坑道入口までは屋根のないところを数分歩くが、雨天でも手ぶらでOK。雨傘を貸してくれるシステムになっていたのだ。やるじゃん。
通路や壁は観光用にしっかり整備されているので歩くのに支障はないし、熱い・寒い・じめじめ・埃っぽいといったこともない。子供からお年寄りまで全然いけます。天井が低くて頭上注意のところが一部あるくらい。
あちこちで江戸時代の採掘作業の様子を示す人形が展示されていた。他のメンバーを追いかけていったらかなり早足になってしまい、詳しい説明を読む暇がなかったんだけどね。
ある場所では行き止まりの先に人形が配置されており、肉眼では遠くまでずーーーっと坑道が分岐しながら続いているのが見て取れた。
観光坑道はあくまで全体のごくごく一部。黙々と歩けば10分で通り抜けてしまう。しかし本来の坑道は総延長100kmもあるんだって。かの有名な佐渡金山に次ぐ生産量だったそうだ。
温泉に絡めた話としては、坑内風呂の展示があった。土肥温泉があるくらいだから、金のかわりに温泉を掘り当ててしまったということもあったろう。
中には文献資料や人形の展示もあるのだが、なんといっても金そのものが最大の見どころだ。ガラスケースの中に手を突っ込んで触ったり持ったりできる金塊があるぞ。おじさんの力では持ち上げられなかった。
その隣には、なんと250kgもの巨大金塊。ギネスブック認定だそうだ。こちらも触ることができる。金運がつくかもしれないから一応なでておいた。
砂金館を通り抜けたところがお土産売店や食事処のあるレストハウスになっている。ここにも金を誇示する展示があった。250gもの大量の金箔だ。記念撮影にどうぞ。
はい、土肥金山は以上。敷地内には土肥桜もあった。河津桜よりも開花が早くて1月にはもう咲き初める。我々が訪れたときにはすでに終わっていた。早すぎィ。
出発してすぐに旅人岬なる展望所があった。風が強くて立っているのが辛い。方角的に富士山は見えないようだな、くらいの感想をもって速攻で退散。
ナビがおすすめしなかっただけあって、狭いくねくねカーブの山道が続く。運転を担当したメンバーが大変そう…。その苦労に報いるように、碧の丘なる絶景スポットが現れた。確かに碧い海だ。
ここを過ぎると車窓から富士山が見えることもある。手前の海や崖とセットでかなりいい景色なのだが走るのが精一杯で撮影どころじゃない。
ところでこの一帯は寅さん映画のロケ地になっている。西浦久料・西浦足保の風景は「男はつらいよ 葛飾立志篇」(第16作)や「男はつらいよ 寅次郎春の夢」(第24作)に登場したようなのだが、峠越えのルートだと微妙に通らないみたい。残念。
まあそんな一個人の思惑のために回り道してもらうわけにはいかず、そもそも車を止められそうな場所もなく、走行中の車窓から富士山を撮ることで良しとした。
これに手書き風の「終」って文字を入れたら寅さんのラストっぽくなるかな。
…すんごい人だらけ。無料駐車場は空き待ちの車列ができていて、いつ止められるか見当もつかない。あきらめて待ち時間なしで入れる有料駐車場を利用した。4階から富士山がよく見える。
魚市場の建物へ行くと、お休み中でガラーンとしていた。これは想定内。
沼津はラブライブという作品の聖地らしいが、詳しいことはよくわからない。
遊覧船乗り場もある(この日は強風で欠航)。船の向こうには特徴的な塔のような建物がそびえ立っていた。「沼津港大型展望水門 びゅうお」という水門兼展望台だ。あそこまで行くの遠そうだなあ…やめておこう。
沼津港では深海水族館もよく知られている。でも行ってみたら大行列。昭和の古いたとえで言うなら上野動物園のパンダ行列を連想させた。現代風に言うならマスク行列ですな。えらい人気だな~。こりゃやっとれん、ということでパス。
屋台村だから丼やラーメンやいろいろな店がある中で、ちょうどうまい具合に立ち食い寿司屋があった。しかも一部に着席できるカウンターがある。よし、ここにしよう。
沼津で寿司だ・ヤッホーイとハイな気分で食べまくりたいけど、伊豆の旅館でさんざん食べ続けたせいか、全然お腹が空いてない。かなり抑制した感じで終了した。金目鯛を握ってもらったのがせめてもの思い出か。
はい、沼津港は以上で終了。ついでの寄り道だとこんなもんだろう。目一杯楽しむにはここに一点集中すべし。朝から行って、水門や水族館も見て、お腹を空かせてガンガン食べましょう。
途中は思い切りカットして終盤の土肥金山と沼津港にスポットを当てることにしよう。西伊豆の土肥は温泉があるだけでなく、かつては金の採掘もしていた。その坑道跡を見学できる施設がある。
また沼津港といえば言わずと知れた魚市場と食品街。伊豆を回る中でさんざん魚系を食べたのに、旅の締めくくりでも魚に囲まれることになった。
土肥を代表する観光スポット・土肥金山
雨でも安心のシステム
旅の2日目に南伊豆町の弓ヶ浜温泉・季一遊を出発した我ら一行。前日に主目的の河津桜見学を終えていたから、あとはもう気楽なもんだ。絶対必須と決めた観光先は特になく、次の宿泊地である土肥温泉・ふじやホテルに向かってアドリブ全開で進めばいい。その結果、石廊崎→波勝崎展望広場→桜田温泉前の花畑→堂ヶ島→黄金崎と、1年前に別のメンバーと行った西伊豆の知見を活かしつつ、各見どころを拾いながら北上していった。これらの詳細については諸般の事情により割愛します。
そうして順調に走って14時には土肥に着いた。雨が降ってきたから屋外での活動はもう無理。残りの時間は屋内型テーマパークである土肥金山の見学にあてるのがちょうどいい。入館料は1000円。
チケット売り場から観光坑道入口までは屋根のないところを数分歩くが、雨天でも手ぶらでOK。雨傘を貸してくれるシステムになっていたのだ。やるじゃん。
往時の隆盛をしのばせる観光坑道
坑道に入ってすぐのところ。通路や壁は観光用にしっかり整備されているので歩くのに支障はないし、熱い・寒い・じめじめ・埃っぽいといったこともない。子供からお年寄りまで全然いけます。天井が低くて頭上注意のところが一部あるくらい。
あちこちで江戸時代の採掘作業の様子を示す人形が展示されていた。他のメンバーを追いかけていったらかなり早足になってしまい、詳しい説明を読む暇がなかったんだけどね。
ある場所では行き止まりの先に人形が配置されており、肉眼では遠くまでずーーーっと坑道が分岐しながら続いているのが見て取れた。
観光坑道はあくまで全体のごくごく一部。黙々と歩けば10分で通り抜けてしまう。しかし本来の坑道は総延長100kmもあるんだって。かの有名な佐渡金山に次ぐ生産量だったそうだ。
温泉に絡めた話としては、坑内風呂の展示があった。土肥温泉があるくらいだから、金のかわりに温泉を掘り当ててしまったということもあったろう。
黄金館の巨大金塊
はい、坑道を出ました。お次は金山資料館(黄金館)。中には文献資料や人形の展示もあるのだが、なんといっても金そのものが最大の見どころだ。ガラスケースの中に手を突っ込んで触ったり持ったりできる金塊があるぞ。おじさんの力では持ち上げられなかった。
その隣には、なんと250kgもの巨大金塊。ギネスブック認定だそうだ。こちらも触ることができる。金運がつくかもしれないから一応なでておいた。
砂金採り体験ができる砂金館
資料館を出ると今度は砂金館がある。別料金750円を払うとここで砂金採り体験ができる。我々のように参加しない者も脇を通り抜けることはできる。チラ見すると小さい子のいるファミリーがわいわい砂金採りを楽しむ姿が目立った。砂金館を通り抜けたところがお土産売店や食事処のあるレストハウスになっている。ここにも金を誇示する展示があった。250gもの大量の金箔だ。記念撮影にどうぞ。
はい、土肥金山は以上。敷地内には土肥桜もあった。河津桜よりも開花が早くて1月にはもう咲き初める。我々が訪れたときにはすでに終わっていた。早すぎィ。
戸田経由で沼津へ
絶景スポット・旅人岬と碧の丘
天気は回復したものの春一番が吹き荒れた旅の3日目。沼津へ寄り道して帰ることになった。カーナビはいったん中伊豆へ出て修善寺→伊豆長岡を経由していくルートを示したが無視して、未踏だった西海岸沿いを行く。出発してすぐに旅人岬なる展望所があった。風が強くて立っているのが辛い。方角的に富士山は見えないようだな、くらいの感想をもって速攻で退散。
ナビがおすすめしなかっただけあって、狭いくねくねカーブの山道が続く。運転を担当したメンバーが大変そう…。その苦労に報いるように、碧の丘なる絶景スポットが現れた。確かに碧い海だ。
ここを過ぎると車窓から富士山が見えることもある。手前の海や崖とセットでかなりいい景色なのだが走るのが精一杯で撮影どころじゃない。
寅さん御用達の地・西浦
戸田の町から先の海沿いの道は、ナビが黄色いマークを点滅させながら「道幅がかなり狭いぞ、ヤバい! ヤバい!」アピールをしてきたため、日和って山側の峠越えをして西浦へ。ところでこの一帯は寅さん映画のロケ地になっている。西浦久料・西浦足保の風景は「男はつらいよ 葛飾立志篇」(第16作)や「男はつらいよ 寅次郎春の夢」(第24作)に登場したようなのだが、峠越えのルートだと微妙に通らないみたい。残念。
まあそんな一個人の思惑のために回り道してもらうわけにはいかず、そもそも車を止められそうな場所もなく、走行中の車窓から富士山を撮ることで良しとした。
これに手書き風の「終」って文字を入れたら寅さんのラストっぽくなるかな。
一大おさかなテーマパークの沼津港
人だらけの沼津港
ドライブはさらに進み、景勝地である三津・淡島を通過(ここも「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」(第41作)のロケ地…ポンシュウのヨーロッパ連呼シーン)。ついに沼津港へ到達した。…すんごい人だらけ。無料駐車場は空き待ちの車列ができていて、いつ止められるか見当もつかない。あきらめて待ち時間なしで入れる有料駐車場を利用した。4階から富士山がよく見える。
魚市場の建物へ行くと、お休み中でガラーンとしていた。これは想定内。
なんでも揃う「みなと新鮮館」
いったんメインの通りへ出て適当にぶらぶらしていると、「みなと新鮮館」なる鮮魚店を集めたモールぽい建物があった。たいがいのお土産はここで揃うだろう。回転寿司・海鮮丼の食事処もあり。その中にこんなのがありやしたぜ。沼津はラブライブという作品の聖地らしいが、詳しいことはよくわからない。
遊覧船乗り場もある(この日は強風で欠航)。船の向こうには特徴的な塔のような建物がそびえ立っていた。「沼津港大型展望水門 びゅうお」という水門兼展望台だ。あそこまで行くの遠そうだなあ…やめておこう。
沼津港では深海水族館もよく知られている。でも行ってみたら大行列。昭和の古いたとえで言うなら上野動物園のパンダ行列を連想させた。現代風に言うならマスク行列ですな。えらい人気だな~。こりゃやっとれん、ということでパス。
沼津に来たら寿司でしょう
もう人混みに疲れた。最後に寿司を食べて帰ろうと決まり、特にあてもなく、みなと屋台村の建物へ入っていった。屋台村だから丼やラーメンやいろいろな店がある中で、ちょうどうまい具合に立ち食い寿司屋があった。しかも一部に着席できるカウンターがある。よし、ここにしよう。
沼津で寿司だ・ヤッホーイとハイな気分で食べまくりたいけど、伊豆の旅館でさんざん食べ続けたせいか、全然お腹が空いてない。かなり抑制した感じで終了した。金目鯛を握ってもらったのがせめてもの思い出か。
はい、沼津港は以上で終了。ついでの寄り道だとこんなもんだろう。目一杯楽しむにはここに一点集中すべし。朝から行って、水門や水族館も見て、お腹を空かせてガンガン食べましょう。