本場の河津桜を見ることが目的の伊豆旅行を終えてからまだ日が浅いというのに、別のメンバーと再び伊豆へ行った。もう河津桜は終わっていたし、それは今回の目的じゃない。お目当ては西伊豆・南伊豆の絶景と良質の温泉民宿でゆっくりすること。
初日は下田市から南伊豆町にかけての絶景めぐり。いろいろ調べてピックアップしたのが、須崎・龍宮窟・石廊崎の3つ。温泉への立ち寄り入浴を挟みつつ2日間にわけて回る案もあったのだが、天気予報を考慮して初日で3箇所すべてをクリアしてしまうことにした。
結果的にその判断は当たりだった。
河津町の花見会場付近にある桜はすっかり散ってしまい、見物客の姿も一切なく、出店はほぼ撤収していた。ありゃりゃ。
そんなことは最初からわかっていたから、めげるでもなく、そのまま下田市の須崎半島へ進入。須崎は前回来なかったし、自分としても初訪問だからちょうどいい。(※追記)この4年後に須崎の民宿権兵衛に泊まりに行った。
初日は下田市から南伊豆町にかけての絶景めぐり。いろいろ調べてピックアップしたのが、須崎・龍宮窟・石廊崎の3つ。温泉への立ち寄り入浴を挟みつつ2日間にわけて回る案もあったのだが、天気予報を考慮して初日で3箇所すべてをクリアしてしまうことにした。
結果的にその判断は当たりだった。
須崎で見た春の海
恵比須島へ渡る
メンバーの一人が出してくれた車が新東名・長泉沼津ICから伊豆縦貫道へと入っていった。ちょっと前に行ってきたばかりの伊豆旅行(以下、“前回”と記す)とまったく同じ、中伊豆ルートで天城を越え、河津を経て下田を目指す。車窓の外はめっちゃ既視感のある光景。河津町の花見会場付近にある桜はすっかり散ってしまい、見物客の姿も一切なく、出店はほぼ撤収していた。ありゃりゃ。
そんなことは最初からわかっていたから、めげるでもなく、そのまま下田市の須崎半島へ進入。須崎は前回来なかったし、自分としても初訪問だからちょうどいい。(※追記)この4年後に須崎の民宿権兵衛に泊まりに行った。
やがて車は半島先端にある恵比須島の前に着いた。
周囲約300メートルの島だから1周歩いてもたいして時間はかからない。行ってみよう。中央部の高台へ登っていくと神社と灯台(指向灯)が隣り合って並んでいた。
なるほど千畳敷だ。我々は岩場へ下りるまではしなかったが、見てると記念撮影する観光客や釣り人や地元のおばちゃんらが結構いる。夏には磯遊びするファミリーなんかでごった返すのかもしれない。
車へと戻る残り半周のコースも結構見ごたえがある。地層の模様がくっきり浮き出た岩と海に挟まれた小径だ。この日は風が強くて結構あおられて歩くのも楽じゃなかったが。
地質マニアでなくても楽しめるし、よほど足腰に問題がない限り1周するのも苦ではないから、おすすめしたい。
いきなり灯台へ向かうことはせず、近くの案内板を参考に、芝生広場から海に沿って断崖を見ながら遊歩道を進んでいった。途中の各所で以下のような風景が展開している。赤っぽくて穴穴した岩が特徴的。
有料駐車場にぶつかる手前の展望所では砂浜と、その向こうに灯台を望むことができる。海の水はかなり澄んでおり、一部は鮮やかなマリンブルー状態。やたら風が強くて波が高いのだけが惜しい。
灯台へ続く遊歩道の途中には水仙の群落地があったけど、残念ながら見頃は1月。まったく時期外れであった。
「恋する灯台」とのニックネームが与えられる通り、付近にはハート型の枠の中に白い灯台を収めたアングルで撮影できるインスタ映えスポットがあったな。まあそんな要素は我らおっさん連中には無縁。我々のお目当ては海の絶景だ。
柱状節理もありまっせ。
無料駐車場からひと回りして帰ってくると、ゆうに1時間を超える。水仙・灯台に絞るなら有料駐車場の方がやっぱり効率的だ。20~30分で見て戻れるだろう。
下田中心部からアプローチするなら国道136号の田牛(とうじ)入口交差点を左折して道なりでいい。反対に南伊豆町側からアプローチする場合も同じ交差点まで国道を行った方がいい。地図上では最短ルートに見える道が1本あるけど狭いよ。やばげなトンネルもあるし。
現地には有料駐車場があり、しかし当時は係員がいなくて実質無料だった。階段を下って洞窟内に入ると、すぐに天井がぽっかり空いた場所へ出る。しかもそこが波打ち際だ。
開放感のある「青の洞窟」とでも言おうか。この旅では珍しく外国人観光客の割合が高めだった。当時のグーグルマップだと横文字でRyugu Sea Caveと表記されていたから海外で知名度が高いのかもしれない。
別の遊歩道経由で龍宮窟を上からのぞき込むこともできる。
龍宮窟のお隣にはサンドスキー場があった。上手い人はスノボの要領でボードの上に立った姿勢のまま滑り降りていた。
まずは入り江の小さな港にある遊覧船乗り場へ。すぐそばの駐車場は500円かかるが、後述するオーシャンパークの駐車場と共通だから、いいんじゃないでしょうか。
前回は海が荒れたせいで欠航で乗れなかった。この日はもっと風が強かったと思うんだけど、なぜか運航中。しかもヒリゾ浜まで行ってくれるAコース(天候によっては蓑掛岩へ行くBコースになる)。やったぜ希望通り。
迫力ある崖を見ながら進んでいったところ、途中途中の岩場に釣り人の姿が見えた。海に囲まれた陸続きでない岩の上にいた人は、船で送迎してもらうにしても、この波でよく行ったなあ…。さらに海が荒れて迎えの船が近寄れなくなるってことはないのかな。
車では行けない一種の秘境・ヒリゾ浜のあたりで船は引き返す。
あとは港へ戻って終了。所要時間25分。いやー、天候次第かもしれないが、かなりダイナミックな気分を味わえるクルーズだった。
石廊崎オーシャンパークはいわば最新鋭のきれいなレストハウス。広い駐車場が整備され、500円で遊覧船乗り場の駐車場と相互利用が可能。ここからだと灯台まで平坦な道を数分歩けば着いてしまう。まあ便利。ほらもう着いちゃった。
高い崖の上にあるから灯台じたいの高さはこんなもので十分。灯台の脇や裏側へ回り込むと広くて青い海を拝むことができる。先ほどの遊覧船が発着する入り江の方角がこちら。
ところで上の写真はどこから撮影したのだろうか。その答がこちら。本当の本当の突端の岩まで行けるようになっているのだ。
しかもそこもまた神社。熊野神社という。なんちゅうロケーションや。
ここから見る景色は大海原といった感じで迫力がある。伊豆諸島がはっきり見えなかったのは残念だが。と、ちょうど遊覧船が通りかかった。我々もさっきまであちら側からこちらを見ていたわけか。
以上で石廊崎観光を終了。前回と重なる部分は少なくないが、おかげで知見を活かして効率よく行動できたし、天気は良かったし、神社も見学できたし、Aコースの遊覧船に乗れたのは大きい。
我が生涯のこの瞬間に限り一片の悔い無し。
特徴的な千畳敷海岸
それから島の反対側へ下っていくと、千畳敷と呼ばれる特徴的な海岸が現れた。おお、これはなかなか。なるほど千畳敷だ。我々は岩場へ下りるまではしなかったが、見てると記念撮影する観光客や釣り人や地元のおばちゃんらが結構いる。夏には磯遊びするファミリーなんかでごった返すのかもしれない。
車へと戻る残り半周のコースも結構見ごたえがある。地層の模様がくっきり浮き出た岩と海に挟まれた小径だ。この日は風が強くて結構あおられて歩くのも楽じゃなかったが。
地質マニアでなくても楽しめるし、よほど足腰に問題がない限り1周するのも苦ではないから、おすすめしたい。
爪木崎の崖沿いを歩く
続いては須崎半島のもう一つの雄・爪木崎へ。灯台に近い有料駐車場と、往復1キロくらい余分に歩く無料駐車場がある。我々は無料駐車場に止めた。いきなり灯台へ向かうことはせず、近くの案内板を参考に、芝生広場から海に沿って断崖を見ながら遊歩道を進んでいった。途中の各所で以下のような風景が展開している。赤っぽくて穴穴した岩が特徴的。
有料駐車場にぶつかる手前の展望所では砂浜と、その向こうに灯台を望むことができる。海の水はかなり澄んでおり、一部は鮮やかなマリンブルー状態。やたら風が強くて波が高いのだけが惜しい。
灯台へ続く遊歩道の途中には水仙の群落地があったけど、残念ながら見頃は1月。まったく時期外れであった。
恋する灯台
車を降りて景色を見ながらぶらぶら歩くこと40分で灯台の前に着いた。「恋する灯台」とのニックネームが与えられる通り、付近にはハート型の枠の中に白い灯台を収めたアングルで撮影できるインスタ映えスポットがあったな。まあそんな要素は我らおっさん連中には無縁。我々のお目当ては海の絶景だ。
柱状節理もありまっせ。
無料駐車場からひと回りして帰ってくると、ゆうに1時間を超える。水仙・灯台に絞るなら有料駐車場の方がやっぱり効率的だ。20~30分で見て戻れるだろう。
グローバル人気の龍宮窟
ちなみに下田は映画「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」(第36作)のロケ地。たとえば家出したあけみと寅さんが海を見ながら語り合った入田浜がある。まあそれはそれとして、午後の最初に向かったのは龍宮窟。下田中心部からアプローチするなら国道136号の田牛(とうじ)入口交差点を左折して道なりでいい。反対に南伊豆町側からアプローチする場合も同じ交差点まで国道を行った方がいい。地図上では最短ルートに見える道が1本あるけど狭いよ。やばげなトンネルもあるし。
現地には有料駐車場があり、しかし当時は係員がいなくて実質無料だった。階段を下って洞窟内に入ると、すぐに天井がぽっかり空いた場所へ出る。しかもそこが波打ち際だ。
開放感のある「青の洞窟」とでも言おうか。この旅では珍しく外国人観光客の割合が高めだった。当時のグーグルマップだと横文字でRyugu Sea Caveと表記されていたから海外で知名度が高いのかもしれない。
別の遊歩道経由で龍宮窟を上からのぞき込むこともできる。
龍宮窟のお隣にはサンドスキー場があった。上手い人はスノボの要領でボードの上に立った姿勢のまま滑り降りていた。
伊豆最南端の石廊崎
石廊崎めぐりの遊覧船
我ら一行はいよいよ南伊豆町へと移動してきた。伊豆半島最南端のエリアである。目当てはもちろん石廊崎。自分は前回も行ってるんだけどね。まずは入り江の小さな港にある遊覧船乗り場へ。すぐそばの駐車場は500円かかるが、後述するオーシャンパークの駐車場と共通だから、いいんじゃないでしょうか。
前回は海が荒れたせいで欠航で乗れなかった。この日はもっと風が強かったと思うんだけど、なぜか運航中。しかもヒリゾ浜まで行ってくれるAコース(天候によっては蓑掛岩へ行くBコースになる)。やったぜ希望通り。
荒波を越えてヒリゾ浜へ
船に乗り込んでいざ出航。入り江を抜けるとやっぱり波が高い。船の上下動が結構激しく、何かにつかまっていないと立っているのが難しい。ワイルドな感じで灯台の崖下を通過。迫力ある崖を見ながら進んでいったところ、途中途中の岩場に釣り人の姿が見えた。海に囲まれた陸続きでない岩の上にいた人は、船で送迎してもらうにしても、この波でよく行ったなあ…。さらに海が荒れて迎えの船が近寄れなくなるってことはないのかな。
車では行けない一種の秘境・ヒリゾ浜のあたりで船は引き返す。
あとは港へ戻って終了。所要時間25分。いやー、天候次第かもしれないが、かなりダイナミックな気分を味わえるクルーズだった。
石廊崎といえば灯台
最後は石廊崎灯台へ。遊覧船乗り場から歩いても行けるのだが、急坂を延々と登らなければならず、時間と体力を大幅に削られてしまう(前回はこの罠にまんまと嵌められた)。いったん石廊崎オーシャンパークまで車で移動してしまう方がはるかに楽だし早い。石廊崎オーシャンパークはいわば最新鋭のきれいなレストハウス。広い駐車場が整備され、500円で遊覧船乗り場の駐車場と相互利用が可能。ここからだと灯台まで平坦な道を数分歩けば着いてしまう。まあ便利。ほらもう着いちゃった。
高い崖の上にあるから灯台じたいの高さはこんなもので十分。灯台の脇や裏側へ回り込むと広くて青い海を拝むことができる。先ほどの遊覧船が発着する入り江の方角がこちら。
端の先の先:石室神社と熊野神社
前回はここまで見て引き返した。ところが実はまだ奥があった。本当の突端のところに石室神社があったのだ。今回は見逃すまじ。断崖絶壁に食い込むように、へばりつくように建てられた社殿がこちら。遊覧船からも見えてた。なんちゅうロケーションや。ところで上の写真はどこから撮影したのだろうか。その答がこちら。本当の本当の突端の岩まで行けるようになっているのだ。
しかもそこもまた神社。熊野神社という。なんちゅうロケーションや。
ここから見る景色は大海原といった感じで迫力がある。伊豆諸島がはっきり見えなかったのは残念だが。と、ちょうど遊覧船が通りかかった。我々もさっきまであちら側からこちらを見ていたわけか。
以上で石廊崎観光を終了。前回と重なる部分は少なくないが、おかげで知見を活かして効率よく行動できたし、天気は良かったし、神社も見学できたし、Aコースの遊覧船に乗れたのは大きい。
我が生涯のこの瞬間に限り一片の悔い無し。