秋の四国旅行も4日目にしていよいよ高知市へ到達した。素人の漠然としたイメージだと観光スポットがはりまや橋や桂浜に引っ張られちゃうんだけど、当地の見どころはもちろんそれだけじゃない。たとえば現存天守12城のひとつ・高知城がある。
自分は城マニア・歴史ファンってわけでもないから、見学したからといってピンと来るものはないと思われた。「おお、これがあの…!」と感嘆することはないだろうけれども、城を見るのは嫌いじゃない。どっちかといえば見たい。
ということで高知城を訪れた。史料的価値のあるものよりは単純な外観の「カッコ良さ」と高所からの展望目的みたいになっちゃったけど、そのへんは素人なんでご勘弁。
この旅の本来の目的はまだ果たされていない。ここまで3日と半日もの長い長いプロローグだ。本来目的を一緒に楽しむべきグループ本隊と市内で合流することになっていたが、集合時間の前に高知城を見ておくことにした。現存天守12城の松山城と宇和島城を見学ずみだったから、高知城もクリアしておかないとね。
城じたいは街の中心部にある。気になったのは駐車場。あるのかどうか。調べると県庁駐車場なら土日祝は無料開放されているとわかった。県庁は高知城のすぐ麓にあってすごく近い。よっしゃあ、行くでえ~。
しかし現実は甘くない。11時頃に着いたら駐車待ちの列。10台もいないとはいえ、本隊との集合に遅れたくないし、余計な時間をかけないのが最優先。城の敷地の東端にある高知公園駐車場に止めた。1時間370円。以後30分ごとに110円。
最初にくぐる追手門から遠くに天守が見えている。やっぱり高台の上にあるんだなあ。松山城と違って楽に上り下りできる乗り物はない。今日もたくさん坂を歩くことになりそうだ。
初っ端から板垣退助先生像がお出迎え。自由民権運動って歴史の授業で習ったな。板垣死すとも自由は死せず。
登城の道は坂というよりは階段が主体になっており、思ってたほど距離は長くない。進むにつれて天守の姿が次第に大きくなり、三の丸・二の丸を経て本丸へ到着。ここで初めて利用料を支払うことになる。420円。
こうしたドラマ関連のものもありつつ、カゴや山内家の家紋など史料的な展示もある。レプリカかもしれぬが。
三菱グループを興した岩崎弥太郎は土佐出身で、三菱の例のロゴのデザインには山内家の家紋も取り入れられているんだって。へー。
中心には藩主専用の上段の間。書院造、といわれてもピンと来ないが、格式は相当高いらしい。へー。まあ他よりも一段高くなってる間に主が座るのはドラマのシーンでもよく見かけるな。障子の外に控えの者が2名付くやつ。
はい、最上層に着きました。
とりあえず本丸の中庭ぽいところを見下ろしてみる。たくさんいた外国人観光客にとって、こういう眺めはさぞかしエキゾチックジャパンだろう。個人的に注目すべきはシャチホコ。
たとえば南方向はこんもりした山に遮られている。後日地図で確認すると、浜までの直線距離も決して短くはないね。下の写真で山の際にあるスタジアムらしき施設は総合運動場。またの名を高知競輪場。
そして東方向。JR高知駅・はりまや橋・飲み屋の連なる繁華街があるエリアは、さすがにビルがぎっしり。
本隊と合流した後の我々もこのエリアのビジネスホテルに泊まった。「高知といえば」で夜はカツオを食べまくり(これも主目的のひとつ)、珍しいからとウツボも食べたっけ。他にも海鮮ざんまいで大変満足した夜だったな。
話を戻すと、以上で高知城の見学は終了。天守を出たところにあった黒鉄門が気になったので最後に写真を撮っておいた。城内に数ある重要文化財のひとつである。
浜へ出るにはいったん丘を登らなければならない。丘の上には太平洋を見つめるでっかい坂本龍馬像が。
心はいつも太平洋ぜよ!
足場を組んだようなこの構造物は「龍馬に大接近」企画のものらしい。100円で上まで登ると龍馬像の横顔を間近に見られるってわけ。もしかしたら太平洋を一望できるかもしれない(登ってないからわからない)。
砂浜に立って、寄せては返す波を見ながら腕を組み、「日本を今一度せんたくいたし申候」と胸の内でつぶやくところまでがデフォ。
…ってことはない。それはしませんでした。そこまでは心酔してないんで、すいません。
本隊との集合時間が迫ってきたため桂浜は以上で終了。しかし浜をずっと歩いていけば竜王宮なるお宮はあるし、水族館もあるし、坂本龍馬記念館もある。興味と時間があれば長く滞在できるスポットなので、都合にあわせてどうぞ。
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自分は城マニア・歴史ファンってわけでもないから、見学したからといってピンと来るものはないと思われた。「おお、これがあの…!」と感嘆することはないだろうけれども、城を見るのは嫌いじゃない。どっちかといえば見たい。
ということで高知城を訪れた。史料的価値のあるものよりは単純な外観の「カッコ良さ」と高所からの展望目的みたいになっちゃったけど、そのへんは素人なんでご勘弁。
高知城本丸への道
市の中心部にある高知城
旅の4日目、四万十川源流のホテル松葉川温泉をチェックアウトした我ら温泉班一行は、一路高知市を目指した。高知自動車道を使えば大変スムーズ。この旅の本来の目的はまだ果たされていない。ここまで3日と半日もの長い長いプロローグだ。本来目的を一緒に楽しむべきグループ本隊と市内で合流することになっていたが、集合時間の前に高知城を見ておくことにした。現存天守12城の松山城と宇和島城を見学ずみだったから、高知城もクリアしておかないとね。
城じたいは街の中心部にある。気になったのは駐車場。あるのかどうか。調べると県庁駐車場なら土日祝は無料開放されているとわかった。県庁は高知城のすぐ麓にあってすごく近い。よっしゃあ、行くでえ~。
しかし現実は甘くない。11時頃に着いたら駐車待ちの列。10台もいないとはいえ、本隊との集合に遅れたくないし、余計な時間をかけないのが最優先。城の敷地の東端にある高知公園駐車場に止めた。1時間370円。以後30分ごとに110円。
高知公園の坂の上の天守
城を含む一帯は高知公園として整備されている。公園入口のところに土佐藩初代藩主・山内一豊公の銅像を発見。勇ましいですな。最初にくぐる追手門から遠くに天守が見えている。やっぱり高台の上にあるんだなあ。松山城と違って楽に上り下りできる乗り物はない。今日もたくさん坂を歩くことになりそうだ。
初っ端から板垣退助先生像がお出迎え。自由民権運動って歴史の授業で習ったな。板垣死すとも自由は死せず。
登城の道は坂というよりは階段が主体になっており、思ってたほど距離は長くない。進むにつれて天守の姿が次第に大きくなり、三の丸・二の丸を経て本丸へ到着。ここで初めて利用料を支払うことになる。420円。
御殿と天守からなる本丸
まずは懐徳館を見学
天守の前面が懐徳館という本丸御殿になっていて、いきなり大河ドラマ・功名が辻の“何か”があった。この時期は大河ドラマ見てなかったんだよなー。この絵から仲間由紀恵は出てこないわ。いや、出てこなくもないか。こうしたドラマ関連のものもありつつ、カゴや山内家の家紋など史料的な展示もある。レプリカかもしれぬが。
三菱グループを興した岩崎弥太郎は土佐出身で、三菱の例のロゴのデザインには山内家の家紋も取り入れられているんだって。へー。
中心には藩主専用の上段の間。書院造、といわれてもピンと来ないが、格式は相当高いらしい。へー。まあ他よりも一段高くなってる間に主が座るのはドラマのシーンでもよく見かけるな。障子の外に控えの者が2名付くやつ。
海外からの観光客も多し
で、いよいよ天守へ。途中のフロアは史料やジオラマ的なやつが展示されている。各地の城によくあるように階段は狭くて急だ。はい、最上層に着きました。
とりあえず本丸の中庭ぽいところを見下ろしてみる。たくさんいた外国人観光客にとって、こういう眺めはさぞかしエキゾチックジャパンだろう。個人的に注目すべきはシャチホコ。
高知市街を見下ろす天守
当時の勝手な思い込みで、高知市=海が近い=天守から海が見える、と決めつけていたんだけど、実際に海は見えない。たとえば南方向はこんもりした山に遮られている。後日地図で確認すると、浜までの直線距離も決して短くはないね。下の写真で山の際にあるスタジアムらしき施設は総合運動場。またの名を高知競輪場。
そして東方向。JR高知駅・はりまや橋・飲み屋の連なる繁華街があるエリアは、さすがにビルがぎっしり。
本隊と合流した後の我々もこのエリアのビジネスホテルに泊まった。「高知といえば」で夜はカツオを食べまくり(これも主目的のひとつ)、珍しいからとウツボも食べたっけ。他にも海鮮ざんまいで大変満足した夜だったな。
話を戻すと、以上で高知城の見学は終了。天守を出たところにあった黒鉄門が気になったので最後に写真を撮っておいた。城内に数ある重要文化財のひとつである。
おまけ:桂浜へも行ってみた
龍馬先生のでっかい像
さて集合時間まではまだ余裕がある。返す刀で桂浜へ行ってみた。車は桂浜公園駐車場に止めた。400円。浜へ出るにはいったん丘を登らなければならない。丘の上には太平洋を見つめるでっかい坂本龍馬像が。
心はいつも太平洋ぜよ!
足場を組んだようなこの構造物は「龍馬に大接近」企画のものらしい。100円で上まで登ると龍馬像の横顔を間近に見られるってわけ。もしかしたら太平洋を一望できるかもしれない(登ってないからわからない)。
おじさん桂浜に立つ
丘の向こうへ下りていくと桂浜。これが、かの桂浜か、ふむ。砂浜に立って、寄せては返す波を見ながら腕を組み、「日本を今一度せんたくいたし申候」と胸の内でつぶやくところまでがデフォ。
…ってことはない。それはしませんでした。そこまでは心酔してないんで、すいません。
本隊との集合時間が迫ってきたため桂浜は以上で終了。しかし浜をずっと歩いていけば竜王宮なるお宮はあるし、水族館もあるし、坂本龍馬記念館もある。興味と時間があれば長く滞在できるスポットなので、都合にあわせてどうぞ。
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