近場で気軽な2泊3日の東京旅行に出かけた。まず最初に訪れた武蔵御嶽神社は山の上にあり、そこそこの運動量だったから、それなりに疲れた。ちょっと温泉に入ってさっぱりしようじゃないか。
ちょうどいい具合に同じ沿線(JR青梅線)の河辺駅前に温泉銭湯「梅の湯」があった。ほとんど駅直結といっても過言ではない利便性。こりゃあいいやと立ち寄ってみることにした。
ビルの中にあるスマートな施設で、アルカリ泉のヌルヌルを楽しめる。駅前にこんなお風呂があるなんて、うらやましいぞ。
武蔵御嶽神社の見学を終えて御岳駅から立川方面の電車に乗る。20分ちょっとで河辺に着くはずだった…しかし、とんでもない勘違いをしていた。その電車は途中の青梅止まりだったのだ。ていうか、たいがい青梅止まりの運用みたいね。
てっきり立川行きだと思い込んで、青梅駅で「ずいぶん長く停車するんだな」とのん気に構えていたら、向かいのホームから東京行き特快が発車するとのアナウンス。それを聞いて初めて事態を悟った。今座ってるこの電車は折り返しの奥多摩行きじゃねーか。
あわててホームへ飛び出したが時すでに遅し。東京行き特快を逃した。次の電車を待たなければならず15分のロス。やってまった~。最後まで気づかずに折り返してしまうよりはマシだけどね。
同じビルの中に図書館とかデイサービス施設が入っている。エレベータで5階へ上がると梅の湯の看板があった。
そして入口がこれ。アンパンマンのテーマソングがお出迎えだ。
大浴場は階段を上った6階にある。脱衣所では腕輪の番号に対応したロッカーを利用する。掲示された分析書には「アルカリ性単純温泉、低張性、アルカリ性、低温泉」とあった。
浴室に入って左側が洗い場。カランはたくさんあって洗い場難民になるおそれはないだろう。左奥が内湯のメイン浴槽になっており、説明によれば源泉循環式。源泉を投入している「温泉の湯船」はここと外の露天風呂ひとつで、あとは井戸水を使っている模様。
41℃くらいの適温なので、ぬるめが好きな自分としても、真冬という条件においてはちょうどいい。ちょっと塩素臭がするのはまあしょうがないだろう。
そしてヌルヌルとした感触がある。さすがはアルカリ泉だ。風呂上がりには肌がつるすべになるタイプ=美肌の湯ってやつですな。ワタクシおっさんだけど結構結構。
内湯には他にエステ浴なるジェットバスと寝湯があった。とくに寝湯の方はお湯の色が白濁しており興味をそそられたが(気泡?)、つねに満員御礼状態だったからやめておいた。いかにも皆さんが狙いそうだってのはわかる。
ひのき湯は2名規模と小さかったが、先客が1名だけだったのでもぐり込むことができた。ラッキー。お湯の見た目は内湯の方と変わらないものの、塩素臭がなくて温泉ぽい匂いがする。ええでええで。
しかし…熱い。やりすぎなくらいに熱い。脇の温度計を見ると針は44℃を指していた。これじゃあ長くは入れないな。
湯量の関係でどうしても狭くなるから、長湯可能なぬるめだと同じ人がずっと独占することになって良くない、だから熱めにして回転率を上げているのかもしれない。あるいは東京の銭湯の慣習的に熱々設定がデフォルトなのか。でもひのき湯以外はそんなに熱くないんだよなあ。
お湯の使い回しかよ、と思わないで低い区画へ入ってみてほしい。適度に冷めて心地よい長湯向きの温度になっている。温泉ではないけど気に入った。
それから寝ころび湯にも行ってみた。4名分のサイズ。仰向けになった背中にだけ触るようにお湯が流れ、真冬だったけど、あー気持ちいい。なんだかんだで20分近く寝ころんでたんじゃないかな。
他に岩風呂もあったけど、グループ客の集いの場になってて、あえて入っていく雰囲気じゃなかったし、井桁湯・ひのき湯・内湯メインを行き来するだけでも十分だった。
実は今回は擬似的な2泊3日の旅行である。初日に泊まるのは「自宅」という名の宿だ。…え? それじゃただの日帰り旅行? いや断じて違う。これはあくまでも擬似的な2泊3日の旅行なのだ。見方が変われば世界は変わる、と自己啓発ぽいレトリックで自らに暗示をかけるおじさん。
こうして自宅という名の宿に素泊まりして2日目に備えた。→To Be Continued.
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ちょうどいい具合に同じ沿線(JR青梅線)の河辺駅前に温泉銭湯「梅の湯」があった。ほとんど駅直結といっても過言ではない利便性。こりゃあいいやと立ち寄ってみることにした。
ビルの中にあるスマートな施設で、アルカリ泉のヌルヌルを楽しめる。駅前にこんなお風呂があるなんて、うらやましいぞ。
河辺温泉「梅の湯」へのアクセス
青梅線の罠にはまる
個人的には青梅線に乗る機会はまずない。今回の旅行で御岳山へ行ったから、ものすごく久しぶりに乗ることになった次第。武蔵御嶽神社の見学を終えて御岳駅から立川方面の電車に乗る。20分ちょっとで河辺に着くはずだった…しかし、とんでもない勘違いをしていた。その電車は途中の青梅止まりだったのだ。ていうか、たいがい青梅止まりの運用みたいね。
てっきり立川行きだと思い込んで、青梅駅で「ずいぶん長く停車するんだな」とのん気に構えていたら、向かいのホームから東京行き特快が発車するとのアナウンス。それを聞いて初めて事態を悟った。今座ってるこの電車は折り返しの奥多摩行きじゃねーか。
あわててホームへ飛び出したが時すでに遅し。東京行き特快を逃した。次の電車を待たなければならず15分のロス。やってまった~。最後まで気づかずに折り返してしまうよりはマシだけどね。
超駅近という恵まれた立地
いきなりやらかしてしまったが、次の電車で無事、河辺駅に到着。北口はペデストリアンデッキが整備され、2棟の商業ビル(河辺タウンビル)につながっていた。一方は東急ストア、そしてもう一方の5・6階に梅の湯がある。まさしく駅から1分以内。同じビルの中に図書館とかデイサービス施設が入っている。エレベータで5階へ上がると梅の湯の看板があった。
そして入口がこれ。アンパンマンのテーマソングがお出迎えだ。
今風の温泉銭湯・梅の湯
ビルの6階にある温泉
では入館しよう。下足箱はあとで100円戻ってくるタイプのコイン式だったと思う。受付で下足箱の鍵と引き換えに腕輪を受け取る。5階にあるのは食事処・休憩所・エステなど。大浴場は階段を上った6階にある。脱衣所では腕輪の番号に対応したロッカーを利用する。掲示された分析書には「アルカリ性単純温泉、低張性、アルカリ性、低温泉」とあった。
浴室に入って左側が洗い場。カランはたくさんあって洗い場難民になるおそれはないだろう。左奥が内湯のメイン浴槽になっており、説明によれば源泉循環式。源泉を投入している「温泉の湯船」はここと外の露天風呂ひとつで、あとは井戸水を使っている模様。
内湯のヌルヌル感
内湯メイン浴槽はL字型をしていて、腰から下だけ浸かるすごーく浅い3名規模のところと、普通の深さの4名規模のところからなる。お湯は無色透明で白っぽい湯の花だか細かい泡の粒だか垢だか見分けのつかないものが漂っていた。41℃くらいの適温なので、ぬるめが好きな自分としても、真冬という条件においてはちょうどいい。ちょっと塩素臭がするのはまあしょうがないだろう。
そしてヌルヌルとした感触がある。さすがはアルカリ泉だ。風呂上がりには肌がつるすべになるタイプ=美肌の湯ってやつですな。ワタクシおっさんだけど結構結構。
内湯には他にエステ浴なるジェットバスと寝湯があった。とくに寝湯の方はお湯の色が白濁しており興味をそそられたが(気泡?)、つねに満員御礼状態だったからやめておいた。いかにも皆さんが狙いそうだってのはわかる。
目玉は源泉かけ流し露天風呂・ひのき湯
続いて露天エリアへ出た。ビルの6階とはいえ高い囲いがあるから眺望はない。まず真っ先に向かったのは源泉かけ流しの露天風呂・ひのき湯。ここに入らなきゃ来た意味がないからね。ひのき湯は2名規模と小さかったが、先客が1名だけだったのでもぐり込むことができた。ラッキー。お湯の見た目は内湯の方と変わらないものの、塩素臭がなくて温泉ぽい匂いがする。ええでええで。
しかし…熱い。やりすぎなくらいに熱い。脇の温度計を見ると針は44℃を指していた。これじゃあ長くは入れないな。
湯量の関係でどうしても狭くなるから、長湯可能なぬるめだと同じ人がずっと独占することになって良くない、だから熱めにして回転率を上げているのかもしれない。あるいは東京の銭湯の慣習的に熱々設定がデフォルトなのか。でもひのき湯以外はそんなに熱くないんだよなあ。
心地よい温度が長湯向きの井桁湯
続いて井桁湯という10名規模の浴槽へ移動。ここは面白い構造をしている。3つの区画に分かれており、ちょっとずつ段差がついている。いちばん高い区画からあふれたお湯が中間の区画、そしていちばん低い区画へ、順に流れ込むようになっている。お湯の使い回しかよ、と思わないで低い区画へ入ってみてほしい。適度に冷めて心地よい長湯向きの温度になっている。温泉ではないけど気に入った。
それから寝ころび湯にも行ってみた。4名分のサイズ。仰向けになった背中にだけ触るようにお湯が流れ、真冬だったけど、あー気持ちいい。なんだかんだで20分近く寝ころんでたんじゃないかな。
他に岩風呂もあったけど、グループ客の集いの場になってて、あえて入っていく雰囲気じゃなかったし、井桁湯・ひのき湯・内湯メインを行き来するだけでも十分だった。
旅はまだ続く
超駅近に温泉があるなんていいね。いろんな風呂があって楽しめるし。結構結構。さて、旅はまだ初日。今日はもう宿へ移動してゆっくりしよう。実は今回は擬似的な2泊3日の旅行である。初日に泊まるのは「自宅」という名の宿だ。…え? それじゃただの日帰り旅行? いや断じて違う。これはあくまでも擬似的な2泊3日の旅行なのだ。見方が変われば世界は変わる、と自己啓発ぽいレトリックで自らに暗示をかけるおじさん。
こうして自宅という名の宿に素泊まりして2日目に備えた。→To Be Continued.
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