群馬県みなかみ町、首都圏の水がめと言われる奥利根の地に異彩を放つ一軒宿があった。宝川温泉・汪泉閣である。川岸に広大な混浴露天風呂を持つ宿として知る人は多いかもしれない。
2泊3日の避暑の旅の2泊目がここ汪泉閣だった。当宿を提案してきたメンバーはどうやら、テレビ番組で宝川温泉が紹介されているのを見てピンと来たらしい(1泊目の川古温泉と同じパターン)。外国人観光客の間で一番の人気宿、みたいな文脈だったようだ。
自分もいつか行ってみたいと思っていたからその話に乗った。訪れてみると、ロケーションは人里離れた山奥ながら、たくさんの人でにぎわう活気あふれる旅館だった。
我ら一行は前泊地の川古温泉・浜屋旅館を出発して、谷川岳天神平へ登ったり一ノ倉沢を見物したりした後で、ゆけむり街道へ進入した。しばらく行くと途中に藤原ダムってのがあった。収集しているわけじゃないけどダムカードを入手。
ダムによってできた藤原湖を過ぎる頃、宝川温泉の看板に従ってゆけむり街道を離れ、細い枝道を進む。対向車とのすれ違いに難儀しそうな道だけど数百メートルの区間だから頑張ってクリアしよう。
それらしき門が現れ、そこを左折すればいいように思えるが、「日帰り入浴はこちら」的な案内板があって「じゃあ泊まりの客は左折しないで直進するの?!」とちょっと迷う。実際は左折すればいい。
左折後すぐに駐車スペースと建物が見えてくるが、それは日帰り客向けの施設「宝川山荘」である。ここはスルーして鋭く右に折れてもっと奥へ。その先の橋を渡れば汪泉閣の2フロア構造になってる駐車場だ。
フロントやロビーがあるのは東館の3階。我々が泊まったのは本館。東館の1階と本館の2階が渡り廊下でつながっている。慣れないと構造が頭に入らなくて迷いそう。
おっと、廊下に熊の剥製が。ほかに木彫りの熊もいた。
シャワートイレ、洗面台、金庫、空の冷蔵庫、なんでもひと通り揃ってる。畳にちょっと擦り切れてる箇所があるけど、ほかは高級系のレトロ感というか、なかなかの雰囲気を漂わせている。こりゃあ贅沢だ。
窓から宝川を見下ろすことができる。流れは結構激しい。窓を閉め切ってもザーッという音がはっきり聞こえてくる。
下は翌朝に別の方角を撮ったもの。露天風呂へ行くには本館からこの吊り橋を渡っていく。ひっきりなしとは言わないが、どの時間も人の往来がわりとちょこちょこ見られた。
なおWiFi環境についてはフリーWiFiスポットがあった。部屋内で強度十分。まあここでフェイクもないだろうと思い使わせてもらった。
浴室へ入ると先客は1名で、しばらくすると出ていったので独占状態。当然みんな露天風呂へ行くだろうからほぼ予想通りの展開。6名分の洗い場も数としては十分だろう。
浴槽はやや細長い形をした10数名規模のサイズ。お湯の見た目は無色透明。入ってみると適温なんだけど、気持ちやや熱く感じる。のんびり浸かりっ放しとはいかない。
そうしてあらためてよくよく見れば、湯の花が舞っているのがわかった。やるじゃない。露天風呂の影に隠れがちな内湯といえども抜かりはない。
曰く、風呂ばっかり立て続けに入ったらのぼせてしまう、吊り橋を渡っていくなんて遠いし面倒くさい、今日は風呂はもういい…だと。ちょ、待ーてーよ。露天をパスするだなんて、それじゃ来た意味ねっす。
当人は温泉愛好家だとか温泉が趣味というわけではないけど、経緯からして宝川温泉にはなにがしかの憧れを抱いて来てるはずだけどなあ…うーん、そんなものかねえ。とにかく明日の朝は露天風呂に入りましょう、とプッシュしつつ留守番を任せ、残りのメンバーで露天風呂へ向かった。
吊り橋から本館を見る。館内の印象と同様に重厚で風情のある建物だ。
橋を渡ってちょっと寄り道。宝川山荘方向に少し入っていくと、熊の檻があった。宝川温泉は熊を飼っていることでも知られている。このとき熊の存在ははっきりしなかったが、手前に黒い塊が見えたような気がする。
そばの立て看板に古い写真が貼ってあり、それによれば昔は熊と一緒に入浴できたらしい。まじかー。なんとも破天荒なサービス。
・子宝の湯(混浴、200畳)
・摩訶の湯(混浴、120畳)
・般若の湯(混浴、50畳)
・摩耶の湯(女性専用、100畳)
まず子宝の湯へ行ってみた。一番奥にあるため他の湯船を横目に通り過ぎて橋を渡っていく。200畳を誇る湯船の一部は、2階に休憩所・1階に男女別の脱衣所がある小屋の下になって屋根付き状態になっている。すぐ横が川。
お湯の特徴はどこも共通で無色透明、強い硫黄や金属の匂いがしないという意味で無臭、40℃を切るくらいのぬるめ。あまりに広いからどうしても木の葉がお湯の中へ落ちてきて、ばらばらに朽ちて細かい断片になっていると思われ、漂う微粒子が湯の花なのかどうかよくわからない。
各風呂間を移動するのにそれぞれの脱衣所でいちいち浴衣を着て脱いでを繰り返すのはたしかに面倒くさい。見ているとタオルを腰に巻いたり湯浴み着の状態で移動する者もちらほら。まあ誰も気にしていない。
川を近くに感じながらしばらくつかって子宝の湯は終了。なお、子宝の湯からもっと山奥へ入っていく道への案内標識があった。ここは散策ルートの一部になっているようだ。
石の材質と湯垢の状態が作用しあってか、浴槽の底がやたらとヌメヌメ・ツルツルと滑る。相当気をつけないとすっ転びそう。それでも大量の湯気に囲まれ、不動明王像に見守られながら入るぬる湯は大変心地よい。1時間入っていても平気だ。
摩訶の湯の最奥部は1段高くなっていて、かわりに底が浅い。寝湯的に楽しむことができる。ただしお湯はやや熱め。ぬる湯が苦手な方はどうぞ。
外国人観光客、とくに欧米系が多いと聞いていたが、この日はほとんどが日本人。アジア系でもない。1~2組の欧米系グループを除いてほぼ全員が日本人だったと思う。時期的なものかな。
湯口側の半分が半寝湯的に浅い。そして湯尻側のあるところから急に深くなる。これまた移動中にバランスを崩してすっ転びそうになるから気をつけよう。浅いところで岩に頭をもたせかけてダラ~ンと手足を伸ばして入ると最高にリラックスできるね。
前日に「露天へは行かない」と言ってたメンバーも一夜明けたら積極的に行く姿勢を見せていた。しかも「一箇所入れば十分だろう」と言ってたのに、結局全部の露天風呂を巡っていた。最後には「ここの風呂はすごく良かったね」とニコニコ満足顔。だーかーらー言ったじゃないの。
黒いお椀は薬味・麺つゆ・麺が3段重ねになったそうめん。全体におしゃれな感じでまとめられていて気合が入っております。
途中で鮎・天ぷらなどが加わってくる。魚を使った料理が多い。
食べても食べても終わらねー。こりゃ贅沢三昧だ。山奥の秘湯だと思ってなめちゃいけない。固形燃料で温められた釜飯にたどり着く頃には限界が迫っていた。こうなることを見越して昼を抜いたおかげでどうにか完食したが。
料理は和洋いろいろあるけど、どちらかといえば和風寄り。適当におかずだけ先に取ってきたのがこれ。取り方がみみっちいのは気にしないでください。
群馬だからこんにゃくはうまい。あとはご飯をちょっとと味噌汁、最後にコーヒーで終了。朝からそんなに食べないのでこんなもんでOK。窓際で宝川を眺めながらの優雅な朝食となった。
個人的にはぬる湯なのも夏向きだったし自分の好みに合ってたし、すごく良かったと思う。1時間入っちゃう系のやつね。
人のいない静寂に包まれた温泉宿がもともと好きだけど、ここの活気ある明るい雰囲気も悪くない。べつに夜中に騒がれて嫌な思いをすることもなかったしね。みなさんマナーが良い。夜は川のザーッしか聞こえなかった。
ふと懐かしのマンガ「ど根性ガエル」を思い出す。寿司職人の梅さんが「寿司を食うなら~宝寿司~♪」と歌いながら出前のバイクに乗っていたっけ。そこへもう一節加えたい。「温泉行くなら~宝川~♪」とくらぁ。
2泊3日の避暑の旅の2泊目がここ汪泉閣だった。当宿を提案してきたメンバーはどうやら、テレビ番組で宝川温泉が紹介されているのを見てピンと来たらしい(1泊目の川古温泉と同じパターン)。外国人観光客の間で一番の人気宿、みたいな文脈だったようだ。
自分もいつか行ってみたいと思っていたからその話に乗った。訪れてみると、ロケーションは人里離れた山奥ながら、たくさんの人でにぎわう活気あふれる旅館だった。
宝川温泉・汪泉閣へのアクセス
宝川温泉へ車で行くには関越道・水上ICを下りて国道291号を北上する。そのままずっと行くと谷川岳の方に出てしまうので、JR湯檜曽駅手前から県道63号(奥利根ゆけむり街道)に入る。我ら一行は前泊地の川古温泉・浜屋旅館を出発して、谷川岳天神平へ登ったり一ノ倉沢を見物したりした後で、ゆけむり街道へ進入した。しばらく行くと途中に藤原ダムってのがあった。収集しているわけじゃないけどダムカードを入手。
ダムによってできた藤原湖を過ぎる頃、宝川温泉の看板に従ってゆけむり街道を離れ、細い枝道を進む。対向車とのすれ違いに難儀しそうな道だけど数百メートルの区間だから頑張ってクリアしよう。
それらしき門が現れ、そこを左折すればいいように思えるが、「日帰り入浴はこちら」的な案内板があって「じゃあ泊まりの客は左折しないで直進するの?!」とちょっと迷う。実際は左折すればいい。
左折後すぐに駐車スペースと建物が見えてくるが、それは日帰り客向けの施設「宝川山荘」である。ここはスルーして鋭く右に折れてもっと奥へ。その先の橋を渡れば汪泉閣の2フロア構造になってる駐車場だ。
大規模×高級×レトロの汪泉閣
初見は迷う広大な館内
ではチェックイン。ロビーで簡単な説明を受けた後、浴衣を選んでくださいと言われた。男女別にいくつかのサイズと柄から好きなのを選ぶ。女性客はここで湯浴み着も受け取る。混浴でも安心ですね。男性はタオルで頑張れ。フロントやロビーがあるのは東館の3階。我々が泊まったのは本館。東館の1階と本館の2階が渡り廊下でつながっている。慣れないと構造が頭に入らなくて迷いそう。
おっと、廊下に熊の剥製が。ほかに木彫りの熊もいた。
贅沢気分で盛り上がる本館和室
さて案内された部屋は…おお広い。ゆったりした広縁付きの12畳和室。シャワートイレ、洗面台、金庫、空の冷蔵庫、なんでもひと通り揃ってる。畳にちょっと擦り切れてる箇所があるけど、ほかは高級系のレトロ感というか、なかなかの雰囲気を漂わせている。こりゃあ贅沢だ。
窓から宝川を見下ろすことができる。流れは結構激しい。窓を閉め切ってもザーッという音がはっきり聞こえてくる。
下は翌朝に別の方角を撮ったもの。露天風呂へ行くには本館からこの吊り橋を渡っていく。ひっきりなしとは言わないが、どの時間も人の往来がわりとちょこちょこ見られた。
なおWiFi環境についてはフリーWiFiスポットがあった。部屋内で強度十分。まあここでフェイクもないだろうと思い使わせてもらった。
驚異の広さ、宝川温泉の名物露天風呂を体験
脇役でも抜かりなしの内湯
さあお楽しみの温泉です。しかし露天風呂に洗い場はない。まずは今日一日の汗を洗い流したいということで東館1階にある男女別の内湯へ皆で向かった。脱衣所の壁の分析書には「単純温泉、弱アルカリ性、低張性、高温泉」とあった。浴室へ入ると先客は1名で、しばらくすると出ていったので独占状態。当然みんな露天風呂へ行くだろうからほぼ予想通りの展開。6名分の洗い場も数としては十分だろう。
浴槽はやや細長い形をした10数名規模のサイズ。お湯の見た目は無色透明。入ってみると適温なんだけど、気持ちやや熱く感じる。のんびり浸かりっ放しとはいかない。
そうしてあらためてよくよく見れば、湯の花が舞っているのがわかった。やるじゃない。露天風呂の影に隠れがちな内湯といえども抜かりはない。
主役の露天風呂を前に意外な展開
適当なところで切り上げていったん部屋へ戻り、まだ明るいうちに本命の露天風呂へ行こうとしたところで予想外の展開。よりにもよって当宿を提案してきたメンバーが「おら行かねえ」的なことを言い出したのである。曰く、風呂ばっかり立て続けに入ったらのぼせてしまう、吊り橋を渡っていくなんて遠いし面倒くさい、今日は風呂はもういい…だと。ちょ、待ーてーよ。露天をパスするだなんて、それじゃ来た意味ねっす。
当人は温泉愛好家だとか温泉が趣味というわけではないけど、経緯からして宝川温泉にはなにがしかの憧れを抱いて来てるはずだけどなあ…うーん、そんなものかねえ。とにかく明日の朝は露天風呂に入りましょう、とプッシュしつつ留守番を任せ、残りのメンバーで露天風呂へ向かった。
露天風呂周辺の風景
本館2階奥でサンダルに履き替えて外へ出ると吊り橋がある。※以下の写真は朝の散歩時に撮ったもの。スマホを持って露天風呂へ行ったわけではない。吊り橋から本館を見る。館内の印象と同様に重厚で風情のある建物だ。
橋を渡ってちょっと寄り道。宝川山荘方向に少し入っていくと、熊の檻があった。宝川温泉は熊を飼っていることでも知られている。このとき熊の存在ははっきりしなかったが、手前に黒い塊が見えたような気がする。
そばの立て看板に古い写真が貼ってあり、それによれば昔は熊と一緒に入浴できたらしい。まじかー。なんとも破天荒なサービス。
一番遠くて広い子宝の湯を体験
いよいよ噂に聞こえた露天風呂へ。宝川温泉には4つの露天風呂がある。どれもべらぼうに広い。・子宝の湯(混浴、200畳)
・摩訶の湯(混浴、120畳)
・般若の湯(混浴、50畳)
・摩耶の湯(女性専用、100畳)
まず子宝の湯へ行ってみた。一番奥にあるため他の湯船を横目に通り過ぎて橋を渡っていく。200畳を誇る湯船の一部は、2階に休憩所・1階に男女別の脱衣所がある小屋の下になって屋根付き状態になっている。すぐ横が川。
お湯の特徴はどこも共通で無色透明、強い硫黄や金属の匂いがしないという意味で無臭、40℃を切るくらいのぬるめ。あまりに広いからどうしても木の葉がお湯の中へ落ちてきて、ばらばらに朽ちて細かい断片になっていると思われ、漂う微粒子が湯の花なのかどうかよくわからない。
めいめいが適当な場所で落ち着ける
子宝の湯には日帰り客が撤収した夕方の時点で10名弱くらいいた。超広いから超余裕。各グループが距離を取って適当な場所に落ち着いていた。湯船に浸かる際は湯浴み着OK・タオルOKだから、混浴といっても変な緊張感はない。各風呂間を移動するのにそれぞれの脱衣所でいちいち浴衣を着て脱いでを繰り返すのはたしかに面倒くさい。見ているとタオルを腰に巻いたり湯浴み着の状態で移動する者もちらほら。まあ誰も気にしていない。
川を近くに感じながらしばらくつかって子宝の湯は終了。なお、子宝の湯からもっと山奥へ入っていく道への案内標識があった。ここは散策ルートの一部になっているようだ。
不動明王が見守る摩訶の湯
続いて最も手前にある摩訶の湯へ。ここもおそろしく広い。子宝とどっちがと問われても正直わからないくらい広い。宝川温泉の象徴というか、宝川温泉といえば概ねここがイメージされる代表的な露天風呂だ。石の材質と湯垢の状態が作用しあってか、浴槽の底がやたらとヌメヌメ・ツルツルと滑る。相当気をつけないとすっ転びそう。それでも大量の湯気に囲まれ、不動明王像に見守られながら入るぬる湯は大変心地よい。1時間入っていても平気だ。
摩訶の湯の最奥部は1段高くなっていて、かわりに底が浅い。寝湯的に楽しむことができる。ただしお湯はやや熱め。ぬる湯が苦手な方はどうぞ。
外国人観光客、とくに欧米系が多いと聞いていたが、この日はほとんどが日本人。アジア系でもない。1~2組の欧米系グループを除いてほぼ全員が日本人だったと思う。時期的なものかな。
穴場っぽい般若の湯
般若の湯は翌朝行ってみた。ここが相対的には一番狭いのだが絶対的には広い。人がそんなに来ないので穴場じゃないかな(他もとくに混雑する感じではなくゆったり余裕を持って入れるが)。湯口側の半分が半寝湯的に浅い。そして湯尻側のあるところから急に深くなる。これまた移動中にバランスを崩してすっ転びそうになるから気をつけよう。浅いところで岩に頭をもたせかけてダラ~ンと手足を伸ばして入ると最高にリラックスできるね。
前日に「露天へは行かない」と言ってたメンバーも一夜明けたら積極的に行く姿勢を見せていた。しかも「一箇所入れば十分だろう」と言ってたのに、結局全部の露天風呂を巡っていた。最後には「ここの風呂はすごく良かったね」とニコニコ満足顔。だーかーらー言ったじゃないの。
質・量とも大満足の食事
夕食は個室でちょっと贅沢に
今回はちょっと奮発したプランにしたので夕食は本館2階の個室食事処「竹庭」で18時15分から。スターティングメンバーを見てるだけでもうお腹いっぱいになりそう。黒いお椀は薬味・麺つゆ・麺が3段重ねになったそうめん。全体におしゃれな感じでまとめられていて気合が入っております。
途中で鮎・天ぷらなどが加わってくる。魚を使った料理が多い。
食べても食べても終わらねー。こりゃ贅沢三昧だ。山奥の秘湯だと思ってなめちゃいけない。固形燃料で温められた釜飯にたどり着く頃には限界が迫っていた。こうなることを見越して昼を抜いたおかげでどうにか完食したが。
朝食は川を見ながらバイキング
朝は東館1階のバイキング会場で7時から受付開始。ちょうど7時に行ったらあっさり席を確保できた。その後に大勢がドドっとやって来た。みなさん朝が早い。料理は和洋いろいろあるけど、どちらかといえば和風寄り。適当におかずだけ先に取ってきたのがこれ。取り方がみみっちいのは気にしないでください。
群馬だからこんにゃくはうまい。あとはご飯をちょっとと味噌汁、最後にコーヒーで終了。朝からそんなに食べないのでこんなもんでOK。窓際で宝川を眺めながらの優雅な朝食となった。
さすがの実力。みんな喜ぶ宝川温泉
宝川温泉・汪泉閣。さすがです。ここの露天風呂に入って喜ばない者はいないだろう。人気コミックを映画化してヒットした「テルマエ・ロマエ II」のロケ地でもあるらしい。そういう話題性はあるし、そうでなくても強く思い出に残る露天風呂だ。個人的にはぬる湯なのも夏向きだったし自分の好みに合ってたし、すごく良かったと思う。1時間入っちゃう系のやつね。
人のいない静寂に包まれた温泉宿がもともと好きだけど、ここの活気ある明るい雰囲気も悪くない。べつに夜中に騒がれて嫌な思いをすることもなかったしね。みなさんマナーが良い。夜は川のザーッしか聞こえなかった。
ふと懐かしのマンガ「ど根性ガエル」を思い出す。寿司職人の梅さんが「寿司を食うなら~宝寿司~♪」と歌いながら出前のバイクに乗っていたっけ。そこへもう一節加えたい。「温泉行くなら~宝川~♪」とくらぁ。