春のグループ旅行で初めて草津温泉に行った。さすがは温泉界のキング、情緒と活気にあふれる温泉街は見ていても歩いても楽しい。季節外れの暖かさで天気も良かったので浮かれ気分倍増であった。
そんな草津温泉のセンターポジションといえるのが湯畑。そこに熱乃湯という施設があって湯もみショーや落語をやっている。本記事では湯畑と熱乃湯、また湯畑至近にあるいくつかのスポットを取り上げてみたい。
バスターミナルから湯畑までは細い坂道を5分ばかり下っていく。道の両側は土産物店や旅館が立ち並び、観光客がわんさか歩いている。浴衣姿の人もチラホラ見られ、いよいよ草津に来たぜという気分が盛り上がってくる。
石段は光泉寺というお寺に続いている。べらぼうな急階段ではないが、それなりにきついので足腰の弱った方は厳しいかも。さっさか歩けば1~2分で上の本堂まで行ける。
それにしてもナウなヤング数名からなるグループが目立つ。時期的なものだろうか。卒業旅行とかで草津に行くもんなのかね。
御座之湯はかつての共同湯を再建したもので、2013年オープンというから結構新しい。目の前の白旗源泉を引いているかと思えば、御座之湯のホームページによればそうでなく、湯畑源泉と万代鉱源泉を利用しているようだ。まあ湧出量の関係でやむを得ないんだろう。
もちろん観光客も入浴できて料金は600円(自分たちは入らなかったが)。外出用の浴衣レンタルもやっている。多くの若いおぜうさん方が着て歩いてるのがそれだったのかな。
右側の瓦屋根の東屋風のところに足湯がある。左のセブンイレブンっぽい看板の建物はセブンイレブンだ。草津の景観に配慮したとみえる店舗デザイン。中央の何条もの木の樋はお湯の通り道。通り抜ける間に温度が下がるという仕掛け。
湯畑を囲む石の柵には草津を訪れた著名人の名前が彫ってあって、歴史的偉人から現代の有名人まで揃っているからちょっと不思議な感覚に陥る。石原裕次郎と源頼朝とか。渥美清の名前もあるそうだが車寅次郎として来たんだろうか。
湯畑のまわりは多少のアップダウンはあるけど、ただ歩くだけなら一周するのに5分もあればいい。でもどうしたって湯畑をじっくり眺めたり、人混みをさばいたり、ひしめき合って並ぶ土産物店をのぞいたりするから、その何倍もの時間がかかる。
あるときふと2階を見上げたらマスコットキャラの「ゆもみちゃん」が手を振っていた。おじさんがあんまりはしゃいでリアクション返すのも何なので、おとなしく写真だけ撮らせてもらいました。
すでに都市部の学校1クラス分くらいの人数が行列を作っていたのである。やべえ。列に並ぶこと10分、チケットを売り出す頃には列は2倍の長さに伸びていた。こりゃとんでもねー…少々焦ったものの、15:30のチケットを買って無事入場することができ、立ち見にもならずにすんだ。
【教訓】出遅れ注意。早めに行列の様子確認を。
また現代風のポップな草津節がエンドレスでかかるのだが、こいつがやばい。「は~どっこいしょ」の合いの手のノリが良すぎて頭にこびりつく。ドンキのテーマソング並みに洗脳される。誰だこんな悪魔のアレンジを考えた奴は。天才か。
続いて湯もみ体験タイム。希望者先着20名が対象。お子様(保護者同伴必須)やカップルがたくさん名乗りを上げていたからおじさんは自重した。慣れない手つきながらみんな楽しそうにやっていた。いい思い出になったでしょう。
その後は草津湯もみ唄にあわせて再びガールズの実演。下の写真は決定的瞬間を逃してしまっているが、最後は派手なパフォーマンスで締めくくられる。あの勢いにはちょっと驚いた。
熱乃湯では夜に落語会をやっている。出演者は1名で20時からの40分。大人1000円。何事も経験てことでゴー。こちらは湯もみショーほど混まない。立ち見が出ることはまずないそうだ。たしかに人口密度は低い。
昼の湯もみの会場をそのまま使っているから、本来観覧席になるべき中央がぽっかりあいて湯船になっており、ちょっと不思議な絵面になっている。我々は湯もみを見たときと同様に囲いの外から高座を見ることになる。
ふだん落語を聞くわけじゃないので演者とか演目がどうのこうのはコメントしない。まあそれなりに笑いました。湯もみをした後だけに下げが効いてたね。
おあとがよろしいようで。
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そんな草津温泉のセンターポジションといえるのが湯畑。そこに熱乃湯という施設があって湯もみショーや落語をやっている。本記事では湯畑と熱乃湯、また湯畑至近にあるいくつかのスポットを取り上げてみたい。
草津湯畑付近を散策する
バスターミナルから湯畑へ
鉄道・バスで草津温泉を目指すと草津バスターミナルで降りることになる。また車で来た場合も、湯畑近辺は道が狭くて止めるところもないから、バスターミナル向かいの湯畑観光駐車場に車を置くことになるだろう。バスターミナルから湯畑までは細い坂道を5分ばかり下っていく。道の両側は土産物店や旅館が立ち並び、観光客がわんさか歩いている。浴衣姿の人もチラホラ見られ、いよいよ草津に来たぜという気分が盛り上がってくる。
光泉寺への石段
坂を下りきったところがいきなりバーンと開けて広場になっていた。湯畑と反対の方角に新しめの木造の建物と長い石段が見える。下の写真は人が少ない朝の時間帯を狙って撮ったもの。昼は人だらけだった。石段は光泉寺というお寺に続いている。べらぼうな急階段ではないが、それなりにきついので足腰の弱った方は厳しいかも。さっさか歩けば1~2分で上の本堂まで行ける。
それにしてもナウなヤング数名からなるグループが目立つ。時期的なものだろうか。卒業旅行とかで草津に行くもんなのかね。
白旗源泉と御座之湯
いったん広場へ戻る。石段の隣は白旗源泉という源泉の湧出所と御座之湯という共同浴場。白旗源泉と書かれた小屋では湧き出した温泉が溜まっているところをのぞき見ることができる。熱くて成分濃そうな緑色。ぶくぶくと泡が立ち上っていた。御座之湯はかつての共同湯を再建したもので、2013年オープンというから結構新しい。目の前の白旗源泉を引いているかと思えば、御座之湯のホームページによればそうでなく、湯畑源泉と万代鉱源泉を利用しているようだ。まあ湧出量の関係でやむを得ないんだろう。
もちろん観光客も入浴できて料金は600円(自分たちは入らなかったが)。外出用の浴衣レンタルもやっている。多くの若いおぜうさん方が着て歩いてるのがそれだったのかな。
湯畑の圧倒的な存在感
広場に接して主役の湯畑が広がっていた。おおおおお。ザ・草津ともいうべき景観。白旗で見たのと近い緑色の源泉が、はるかに大きなスケールで湧いていた。どーん。右側の瓦屋根の東屋風のところに足湯がある。左のセブンイレブンっぽい看板の建物はセブンイレブンだ。草津の景観に配慮したとみえる店舗デザイン。中央の何条もの木の樋はお湯の通り道。通り抜ける間に温度が下がるという仕掛け。
湯畑を囲む石の柵には草津を訪れた著名人の名前が彫ってあって、歴史的偉人から現代の有名人まで揃っているからちょっと不思議な感覚に陥る。石原裕次郎と源頼朝とか。渥美清の名前もあるそうだが車寅次郎として来たんだろうか。
時間に余裕をもって回ろう
木の樋を流れてきたお湯は最後に滝っぽく落下。ここから各旅館へ配湯されるのだろう。なんか岩が白かったり黄色かったり緑だったり、鮮やかな色がすっかりこびりついてしまっていた。なんてお湯だ。湯畑のまわりは多少のアップダウンはあるけど、ただ歩くだけなら一周するのに5分もあればいい。でもどうしたって湯畑をじっくり眺めたり、人混みをさばいたり、ひしめき合って並ぶ土産物店をのぞいたりするから、その何倍もの時間がかかる。
昼の熱乃湯:人気の湯もみショー
ゆもみちゃんに誘われて
さて一周して広場まで戻ってきた。そこで目につくのが熱乃湯。名前からすると共同浴場のように思われ、かつてはそういう時代もあったが、今は違う。湯もみショーが行われる会場となっている。あるときふと2階を見上げたらマスコットキャラの「ゆもみちゃん」が手を振っていた。おじさんがあんまりはしゃいでリアクション返すのも何なので、おとなしく写真だけ撮らせてもらいました。
予想外の長い行列に焦る
湯もみショーは午前の部が9:30・10:00・10:30(チケット販売9:00開始)、午後の部が15:30・16:00・16:30(チケット販売15:00開始)。大人600円。我々はもちろん見る気マンマン。しかし14:50に行ってみたら考えが甘かった。すでに都市部の学校1クラス分くらいの人数が行列を作っていたのである。やべえ。列に並ぶこと10分、チケットを売り出す頃には列は2倍の長さに伸びていた。こりゃとんでもねー…少々焦ったものの、15:30のチケットを買って無事入場することができ、立ち見にもならずにすんだ。
【教訓】出遅れ注意。早めに行列の様子確認を。
エンドレス草津節
無事入場して座る席も確保。湯もみショーの開演まであと30分。待つ間に正面スクリーンにプロジェクター映像が投影される。片岡鶴太郎が登場する内容だった。片岡鶴太郎美術館てのがあるくらいで、草津と鶴ちゃんは因縁が深いみたい。また現代風のポップな草津節がエンドレスでかかるのだが、こいつがやばい。「は~どっこいしょ」の合いの手のノリが良すぎて頭にこびりつく。ドンキのテーマソング並みに洗脳される。誰だこんな悪魔のアレンジを考えた奴は。天才か。
湯もみ体験もできるショー
そして開演。湯もみガールズの登場だ。クラシックな草津節にのせて優雅に湯もみ板を左右にひねる。軽々やってるように見えて水圧で結構重いんじゃないかな。続いて湯もみ体験タイム。希望者先着20名が対象。お子様(保護者同伴必須)やカップルがたくさん名乗りを上げていたからおじさんは自重した。慣れない手つきながらみんな楽しそうにやっていた。いい思い出になったでしょう。
その後は草津湯もみ唄にあわせて再びガールズの実演。下の写真は決定的瞬間を逃してしまっているが、最後は派手なパフォーマンスで締めくくられる。あの勢いにはちょっと驚いた。
夜の熱乃湯:落語会
きれいにライトアップされる夜の湯畑も見ものだ。風呂に入って酒なんか飲んじゃうと腰が重くなるけど、ぜひ見に来ることをおすすめしたい。熱乃湯では夜に落語会をやっている。出演者は1名で20時からの40分。大人1000円。何事も経験てことでゴー。こちらは湯もみショーほど混まない。立ち見が出ることはまずないそうだ。たしかに人口密度は低い。
昼の湯もみの会場をそのまま使っているから、本来観覧席になるべき中央がぽっかりあいて湯船になっており、ちょっと不思議な絵面になっている。我々は湯もみを見たときと同様に囲いの外から高座を見ることになる。
ふだん落語を聞くわけじゃないので演者とか演目がどうのこうのはコメントしない。まあそれなりに笑いました。湯もみをした後だけに下げが効いてたね。
おあとがよろしいようで。
【この旅行に関する他の記事】