函館観光で有名なのは函館山と五稜郭だろうか。それとも寺院や教会か。いずれにせよ夏に行くものだと思い込んでおり、冬に行くなど考えたこともなかった。ところが諸事情あって真冬の函館を観光することになったのである。
行ったのは赤レンガ倉庫群のベイエリアと、教会が立ち並ぶ元町と、函館山からの夜景。おじさんには無縁なロマンチックゾーンばかりだけど、そういう行程なのだからしょうがない。
行く先々で、とにかく雪と人。どこもかしこも雪と人。雪まみれの人まみれであった。
ここは素直に団体パックツアーを頼ることにした。だからツアーの行程に函館観光が含まれていたというわけ。パックツアーで行くなら自分が絡む理由がないじゃん、というそもそも論については、スルーしていただきたい。
それでもトラブルなく無事にベイエリアに着いた。バスを降りてみると、いつのまにか空は曇り、雪が吹きつける天候になっていた。
集合時間まで周辺を自由散策。といってもこの雪では外を歩くどころじゃない。横から雪が吹きつけてくるから目を開けていられないくらい。
多くの倉庫はただ外から見るだけじゃなくて中に入ることもできる。たいていお土産屋さんとかの店舗になっている。郊外のアウトレットとかショッピングモールの専門店街のような雰囲気かな。
倉庫の一つに入ってみた。中は結構な人出で混雑感あり。中国系を中心に外国人が多い。お店の方もインバウンドを当て込んだ家電系・ドラッグストア系・和物雑貨系が多い印象。あとはガラス細工など。もちろんベタなお土産屋やフード系の店もいくつかある。
もう1軒、別の倉庫の中をぶらついた後、早めに集合場所へ戻ることにした。水域をまたいで倉庫をつなぐ橋を渡っていると、遠くに人だかりが。ハートマークを飾ったかまくらと鐘があるようだ。恋人の聖地的なものだろうか。
最後に集合地点前の明治館という建物の中へ。中央部は一種のオルゴール館で、食器棚サイズの巨大オルゴールを鳴らすパフォーマンスを演じていた。
まず説明されたのが古いレンガ造りの旧開拓使函館支庁書籍庫。隣の青緑っぽいのは旧北海道庁函館支庁庁舎。雪が深くて近づけない。
階段を上った先には一際目を引く旧函館区公会堂。時間の都合で中の見学はなし。中では、大正ロマンな華族風のレンタル衣装を着せて撮影会をしてくれるサービスがあるそうだ(有料)。
そして突如現れた高校。北島サブちゃんの母校らしい。
それにしても道路の雪の量がすごい。雪質がサラサラの片栗粉みたいで踏む感触は妙に気持ちいいけど。こんな道をわりと頻繁に車が通っていくからまたすごい。
屋根から上だけちらっと見えるカトリック元町教会。
十字型の屋根が特徴的な聖ヨハネ教会。
仏教も負けじと威風堂々の大屋根を広げる東本願寺別院がすぐそばにあった。でも写真を撮り忘れた。
そろそろ日が暮れていい感じの夜景になってくる頃だ。そのせいか、人が多い。わらわらワラワラ集まって行列を伸ばしていた。幸いなことに15分待ちくらいで乗車できたのでまだしも良かったが。
山頂駅に着くとこれまたすごい混雑。山麓よりも人口密度は高い。平日でこれだと休日はどうなってしまうのか。ちょっと怖いね。割合的にはやっぱりアジア系の外国人が多い。
さて夜景を見…うっわー…。人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人。夜景方向の柵の前は人の列が2重3重に層をなしており、その後ろに取り付いただけじゃ人の頭しか見えない。こりゃあきまへん。
でも有馬記念のスタンドほど絶望的な状況ではない。この寒さで長居するやつはいない。そこそこ人の入れ替えがあるのだ。ちょっと待つつつ様子をうかがって多少目ざとく行動すれば、最前列に潜り込むことは可能だ。
我々も最前列を占める機会を得、三大夜景とうたわれる美しい街の灯を目に焼き付け、撮影することができた。うむ、結構結構。特にくびれのあたりがいいんだよね。
いやー、雪の量と人の多さはすっかり想定外。ちょっと函館をなめてました。すいません。でもこれだけ人々の熱気があふれていれば、雪なんかすぐに解けちゃうだろうねってことで。
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行ったのは赤レンガ倉庫群のベイエリアと、教会が立ち並ぶ元町と、函館山からの夜景。おじさんには無縁なロマンチックゾーンばかりだけど、そういう行程なのだからしょうがない。
行く先々で、とにかく雪と人。どこもかしこも雪と人。雪まみれの人まみれであった。
函館観光のいきさつ
今回のグループ旅行は、さっぽろ雪まつりへ行ってみたいという意向を受けてのもの。しかし、とてつもない人数が集まる大規模イベント期間に自分のような素人が会場周辺の宿を押さえるのは難しいだろうし、雪慣れしていないから冬の北海道をスムーズに案内できる自信もない。ここは素直に団体パックツアーを頼ることにした。だからツアーの行程に函館観光が含まれていたというわけ。パックツアーで行くなら自分が絡む理由がないじゃん、というそもそも論については、スルーしていただきたい。
ベイエリアの赤レンガ倉庫群
はるばる来たぜ函館へ
羽田から遅めの便で函館空港に着き、ツアーのバスに乗り込んだ。ガイドさんの説明ではまず最初にベイエリアを目指すという。空は晴れ間もみられるが地面の積雪は結構深い。ここ何年も経験したことがないくらい、たくさん降ったそうだ。幹線道路以外は除雪も進んでいない。それでもトラブルなく無事にベイエリアに着いた。バスを降りてみると、いつのまにか空は曇り、雪が吹きつける天候になっていた。
集合時間まで周辺を自由散策。といってもこの雪では外を歩くどころじゃない。横から雪が吹きつけてくるから目を開けていられないくらい。
倉庫を活用したショッピングモール
心が折れる前にとりあえず赤レンガ倉庫の絵になりそうな風景を写真に収めておく。うあー寒。多くの倉庫はただ外から見るだけじゃなくて中に入ることもできる。たいていお土産屋さんとかの店舗になっている。郊外のアウトレットとかショッピングモールの専門店街のような雰囲気かな。
倉庫の一つに入ってみた。中は結構な人出で混雑感あり。中国系を中心に外国人が多い。お店の方もインバウンドを当て込んだ家電系・ドラッグストア系・和物雑貨系が多い印象。あとはガラス細工など。もちろんベタなお土産屋やフード系の店もいくつかある。
明治館のオルゴール
倉庫を出ると海が見えた。船が停泊していたけど、あそこまで行く気がしない…。もう1軒、別の倉庫の中をぶらついた後、早めに集合場所へ戻ることにした。水域をまたいで倉庫をつなぐ橋を渡っていると、遠くに人だかりが。ハートマークを飾ったかまくらと鐘があるようだ。恋人の聖地的なものだろうか。
最後に集合地点前の明治館という建物の中へ。中央部は一種のオルゴール館で、食器棚サイズの巨大オルゴールを鳴らすパフォーマンスを演じていた。
異国情緒あふれる元町エリア
雪に埋もれる元町公園
ベイエリアはここまで。続いてバスで元町公園付近へ移動。そこからガイドさんについて歩いていった。まず説明されたのが古いレンガ造りの旧開拓使函館支庁書籍庫。隣の青緑っぽいのは旧北海道庁函館支庁庁舎。雪が深くて近づけない。
階段を上った先には一際目を引く旧函館区公会堂。時間の都合で中の見学はなし。中では、大正ロマンな華族風のレンタル衣装を着せて撮影会をしてくれるサービスがあるそうだ(有料)。
キタサンブラックの母校、ではありません
しばらくまた歩き。このあたりの民家は1階が和風・2階が洋風という建築が多いとか。そして「ここは一番人気のある坂なんですよ」と紹介された八幡坂。本当はもっと視界が開けて海まで見えたりするんだろうか。そして突如現れた高校。北島サブちゃんの母校らしい。
それにしても道路の雪の量がすごい。雪質がサラサラの片栗粉みたいで踏む感触は妙に気持ちいいけど。こんな道をわりと頻繁に車が通っていくからまたすごい。
元町のイメージに合う教会群
やがて元町のイメージを代表する教会群が見えてきた。雪に埋もれるハリストス正教会。屋根から上だけちらっと見えるカトリック元町教会。
十字型の屋根が特徴的な聖ヨハネ教会。
仏教も負けじと威風堂々の大屋根を広げる東本願寺別院がすぐそばにあった。でも写真を撮り忘れた。
みんな大好き函館の夜景
山上の惨状
歩きの終点は函館山ロープウェイの山麓駅。見上げると1台が山頂へ向けて出発したところだった。車体の底から緑~青~赤の光を放っている。そろそろ日が暮れていい感じの夜景になってくる頃だ。そのせいか、人が多い。わらわらワラワラ集まって行列を伸ばしていた。幸いなことに15分待ちくらいで乗車できたのでまだしも良かったが。
山頂駅に着くとこれまたすごい混雑。山麓よりも人口密度は高い。平日でこれだと休日はどうなってしまうのか。ちょっと怖いね。割合的にはやっぱりアジア系の外国人が多い。
人が殺到するのがわかる、すばらしい夜景
山頂駅に直結する形で展望タワーが作られており、お土産コーナーや飲食コーナーのフロアを抜けて屋上階まで上っていくと、そこが展望台だった(直前のフロアが展望台っぽい雰囲気になってるけど“記念撮影いかがですか”コーナーである)。さて夜景を見…うっわー…。人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人。夜景方向の柵の前は人の列が2重3重に層をなしており、その後ろに取り付いただけじゃ人の頭しか見えない。こりゃあきまへん。
でも有馬記念のスタンドほど絶望的な状況ではない。この寒さで長居するやつはいない。そこそこ人の入れ替えがあるのだ。ちょっと待つつつ様子をうかがって多少目ざとく行動すれば、最前列に潜り込むことは可能だ。
我々も最前列を占める機会を得、三大夜景とうたわれる美しい街の灯を目に焼き付け、撮影することができた。うむ、結構結構。特にくびれのあたりがいいんだよね。
雪まみれ&人まみれだった函館
目的を達成したので、こんな群衆に揉まれての長居は無用と、早めに集合場所へ戻ることにした。人混みをかき分け、行列に並び、ロープウェーで下山した。いやー、雪の量と人の多さはすっかり想定外。ちょっと函館をなめてました。すいません。でもこれだけ人々の熱気があふれていれば、雪なんかすぐに解けちゃうだろうねってことで。
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