夢の国・東京ディズニーランドの周辺にはオフィシャル/アンオフィシャル問わず多数のホテルが林立している。その中の一つ「スパ&ホテル舞浜ユーラシア」は日帰り利用可能な天然温泉を提供している。
自分はディズニー方面へ行くような柄じゃないが、たまたまユーラシアの入浴割引券を入手したので、温泉を目的に日帰りで行ってみた。昨秋のことである。どうせ泉質は二の次で、お上品なキラキラ優先の風呂なんでしょ~? と斜に構えていたら、そんなことはない。結構やってくれてます。
当ホテルはディズニーオフィシャルではないためか、舞浜ユーラシアのホームページを見てもディズニーの文字は出てこない('テーマパーク'と表記してる)。が、リゾート近隣施設にふさわしいスペシャル感を漂わせている。たとえば中に入ってすぐのところに立派なウエディングチャペルがあった。きっとみんなこういうところに憧れるんだろうね。
スパ受付は3階にある。下足箱に靴をしまい、鍵は自分で持ち歩く。受付では腕輪・タオル・バスタオル・館内着を受け取る。料金は(割引券のことは無視して)平日2060円・休日2570円。うーむ、お高い。相場的にしょうがないか。
受付の奥が吹き抜け風エリアになっていて、真ん中にスケルトンのエレベータ、そこへ巻きつくようにらせん階段が付けられている。おしゃれ感満載だ。
掲示された分析書には「含むヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩泉」「高張性、弱アルカリ性、温泉」とあった。加水・循環・消毒あり、加温は冬季のみ。
浴室はホテルの格式を反映して明るく清潔感がある。湾曲した壁に沿って10名分の洗い場があった。相対してメインの内湯、冷湯、ジェットバスがそろい踏み。大きなガラス張りの向こうには露天エリアが見える。
まずメイン内湯へ入る。10名規模の浴槽2つをつなげたような形の横に長い大規模な浴槽だ。湯口は大理石っぽい。
お湯は加水した源泉50%でクリアな黄色を呈している。ヌルつきはなくサラッとした感じ。すくって鼻を近づけると木材系アブラ臭がした。入りやすい適温で40℃くらいではないかと思われる。これはなかなかのお点前。
まず三深の湯という、場所により深さが3段階で変化する浴槽に入った。一番深いところだと立ったままでも胸の下あたりまでお湯が来る。ここも源泉50%。お好みのスタイルでどうぞ。
温度は他と比べてやや高めの41℃オーバー。じんわりと効いてくる。高張性ということもあるし濃ゆい感じがする。長く粘るってことはなかなか難しいだろう。こいつは本物だぜ。おみそれしました。
続いて近くにあった寝湯はスルーして「ドーム風呂ハンマム」へ行ってみた。妙にムーディーなドームの中に37℃の浴槽がある。不感温度帯だから本来はいつまでも入っていられる系のはずだが、このときは湯気がこもったように蒸しっと感じられ、長湯はできなかった。
ふぃー。いやいやこれはたまりませんな。出るに出られなくなってしまった。もし時間に余裕があれば黄金の湯と冷湯を交互に行ったり来たりを繰り返してしまいそうだった。しかし残念ながらタイムアップ。最後にメイン内湯で少し温まってから出た。
出た後は腕のあたりに消毒の塩素臭が長く残った。それだけが残念だったが、古くからの温泉地ってわけでもないし、この点はしょうがない。源泉かけ流しにこだわる方は黄金の湯専門でどうぞ。
このフロアはガラス窓の向こうにディズニーランドの一部が見える。日暮れ時だったからライトアップされた葛西臨海公園の大観覧車も見えた。レストランでビールを飲んだついでに窓の外の景色を撮ってみたのだが、ここのテラスしか写ってない。失敗した。本当は美しい夜景に変わっていく光の群れが向こうに見える。
夢の国ディズニーランド。大勢の客が訪れる舞浜にもう一つ存在する、温泉好きにとっての夢の国がユーラシアだといえるだろう。イッツ・ア・スパワールド!
自分はディズニー方面へ行くような柄じゃないが、たまたまユーラシアの入浴割引券を入手したので、温泉を目的に日帰りで行ってみた。昨秋のことである。どうせ泉質は二の次で、お上品なキラキラ優先の風呂なんでしょ~? と斜に構えていたら、そんなことはない。結構やってくれてます。
舞浜ユーラシアへのアクセス
ユーラシアへ行くには、ようするにディズニーランドへ行くつもりになればいい。JR京葉線・舞浜駅から1時間に3本の無料送迎バスがある。また東京メトロ東西線・浦安駅からも1時間に1本の送迎がある。当ホテルはディズニーオフィシャルではないためか、舞浜ユーラシアのホームページを見てもディズニーの文字は出てこない('テーマパーク'と表記してる)。が、リゾート近隣施設にふさわしいスペシャル感を漂わせている。たとえば中に入ってすぐのところに立派なウエディングチャペルがあった。きっとみんなこういうところに憧れるんだろうね。
スパ受付は3階にある。下足箱に靴をしまい、鍵は自分で持ち歩く。受付では腕輪・タオル・バスタオル・館内着を受け取る。料金は(割引券のことは無視して)平日2060円・休日2570円。うーむ、お高い。相場的にしょうがないか。
受付の奥が吹き抜け風エリアになっていて、真ん中にスケルトンのエレベータ、そこへ巻きつくようにらせん階段が付けられている。おしゃれ感満載だ。
多彩な風呂が並ぶ広い大浴場
すっきりクリアで入りやすい内湯
脱衣所では腕輪に記された番号のロッカーを使う。このロッカーがすごく細長い。普通なら上下2段に分けるところを1段にするかわり幅を狭くしたため。長いコートをそのまま掛けられる利点はあるけどね…。膨らんだリュックなんかは入りません。掲示された分析書には「含むヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩泉」「高張性、弱アルカリ性、温泉」とあった。加水・循環・消毒あり、加温は冬季のみ。
浴室はホテルの格式を反映して明るく清潔感がある。湾曲した壁に沿って10名分の洗い場があった。相対してメインの内湯、冷湯、ジェットバスがそろい踏み。大きなガラス張りの向こうには露天エリアが見える。
まずメイン内湯へ入る。10名規模の浴槽2つをつなげたような形の横に長い大規模な浴槽だ。湯口は大理石っぽい。
お湯は加水した源泉50%でクリアな黄色を呈している。ヌルつきはなくサラッとした感じ。すくって鼻を近づけると木材系アブラ臭がした。入りやすい適温で40℃くらいではないかと思われる。これはなかなかのお点前。
3段階で深さが変化する露天風呂・三深の湯
ずっとつかっていたかったが、都合により時間の限られた中でひと通り試すため、適当に切り上げて露天エリアへ出ていった。当然ながら目隠しの柵があり、ディズニーや東京湾が一望できるわけじゃない。まず三深の湯という、場所により深さが3段階で変化する浴槽に入った。一番深いところだと立ったままでも胸の下あたりまでお湯が来る。ここも源泉50%。お好みのスタイルでどうぞ。
濃い源泉かけ流し露天風呂・黄金の湯
一段高くなったところに黄金の湯という源泉100%かけ流し槽があった。ここだけお湯の色が違う。灰色に濁っており、微妙に黄色寄りのうぐいす色が混じっているようにも見える。本当に不透明で湯船の底はまったくわからない。温度は他と比べてやや高めの41℃オーバー。じんわりと効いてくる。高張性ということもあるし濃ゆい感じがする。長く粘るってことはなかなか難しいだろう。こいつは本物だぜ。おみそれしました。
続いて近くにあった寝湯はスルーして「ドーム風呂ハンマム」へ行ってみた。妙にムーディーなドームの中に37℃の浴槽がある。不感温度帯だから本来はいつまでも入っていられる系のはずだが、このときは湯気がこもったように蒸しっと感じられ、長湯はできなかった。
気持ちのよい冷湯
ふたたび内湯エリアへ戻り、最初は軽視してすっ飛ばした冷湯へ入ってみたところ…やばい、一番気持ちいい。31℃にしては数字ほど冷たくない。事前に他の浴槽で十分に体を温めていたおかげだろうか。それこそまったく無理をすることなくいつまでも入っていられる系だった。ふぃー。いやいやこれはたまりませんな。出るに出られなくなってしまった。もし時間に余裕があれば黄金の湯と冷湯を交互に行ったり来たりを繰り返してしまいそうだった。しかし残念ながらタイムアップ。最後にメイン内湯で少し温まってから出た。
出た後は腕のあたりに消毒の塩素臭が長く残った。それだけが残念だったが、古くからの温泉地ってわけでもないし、この点はしょうがない。源泉かけ流しにこだわる方は黄金の湯専門でどうぞ。
湯上がりを楽しむ、しゃれたリラックス・フロア
入浴後は館内着のまま1つ上の5階フロアをうろついてみた。足湯のあるテラス・レストラン・休憩処・仮眠所・岩盤浴コーナーがあった。休憩処にはテレビ付きリクライニングシートがある。ハイソだわ~。このフロアはガラス窓の向こうにディズニーランドの一部が見える。日暮れ時だったからライトアップされた葛西臨海公園の大観覧車も見えた。レストランでビールを飲んだついでに窓の外の景色を撮ってみたのだが、ここのテラスしか写ってない。失敗した。本当は美しい夜景に変わっていく光の群れが向こうに見える。
夢の国ディズニーランド。大勢の客が訪れる舞浜にもう一つ存在する、温泉好きにとっての夢の国がユーラシアだといえるだろう。イッツ・ア・スパワールド!