急きょ思い立って実行した8月の「週末ミニひとり旅」。最後を飾る3湯目は埼玉県吉川の日帰り温泉施設「吉川天然温泉 ゆあみ」である。首都圏通勤路線の駅至近ながら源泉100%の温泉を楽しめるのはありがたい。
ここの目玉は温泉だけではない。むしろ最大の売りは日本一を謳う智光薬湯だ。軽い気持ちで入ってみたら、これがまたすごいのなんの。何も知らずに入るとびっくりしますよー。
ここの目玉は温泉だけではない。むしろ最大の売りは日本一を謳う智光薬湯だ。軽い気持ちで入ってみたら、これがまたすごいのなんの。何も知らずに入るとびっくりしますよー。
(2023.2追記)閉店してしまった模様。あの強烈な智光薬湯はもう体験できないのか。残念。
表の看板や館内の張り紙に書かれた文句の一部は、ちょっと宗教の説法チックだけど、利用中に宗教的なモノ・コトが特にあるわけじゃないからご安心を。普通の入浴施設です。
入口付近の「ここから源泉湧いてます」の張り紙がなんかユニークで面白い。
入館したら下足箱に靴をしまって受付に鍵を預けて腕輪を受け取る。料金は平日900円・休日1000円。タオルは別料金。
浴室内は一般的なスーパー銭湯ぽい。洗い場のカランはたくさんあって混み合うことはないだろう。奥へ行くといくつかの浴槽があるが、ゆあみのホームページの施設案内図を見ると、図で女湯とされている方が当時の男湯だったと思う。時おり男女入れ替えがあるのかな。
3階にある7種類の湯船のうち温泉槽に絞ってまわった(泉質はナトリウム-塩化物泉)。奥の扉から露天エリアへ出ると2つの露天風呂がある。広い方が加水した30%源泉槽。微かに黄色っぽいけどほとんど無色透明。
ここはぬるいから入りやすい。一部が屋根付きになっており、夏の晴れた日はその陰に入ればいい。結構気に入った。ウイスキーをストレートでいくのが本物なんだとしても、特に夏は、ハイボールでさっぱりいきたいよね、みたいな。
いかにもな温泉気分を味わうならこちら。ただし浴槽は小さめなので2~3名がいいところ。4人目として入っていくのはちょっと気が引ける。そこまで混むことはあまりないだろうけど。
内湯エリアへ戻り、いったん寝ころび湯で小休止を入れてから、内湯源泉槽に入ってみた。ここも100%源泉だと理解しているが濁りはない。説明によれば日によってコンディションが変わるそうだ。お湯は適温。
2階にはカラン4つくらいの洗い場と3種類の浴槽がある。どの浴槽もだいたい3~4名規模。人はそれなりに来るけど湯船待ちが起きるほどではなかった。
まず内湯源泉槽にしばらく入ってみた。これは3階内湯のと同じようなものと考えればいい。
温度計によれば32℃くらい。夏にはピッタリの、ちょっとしたヒットだ。3階のクールダウン風呂をパスしちゃったから余計にうれしい。とにかくずっと長湯したくなる…が…いかんいかん、薬湯を忘れちゃいけない。
生薬の効果でちょっとヒリヒリするため、お湯は熱いようなぬるいような、よくわからないことになっている。せっかくだからこの漢方薬の海にしばらくつかっていよう。
…やがてヒリヒリどころじゃなくなってきた。体の一部が特に痛い。料理にスパイスをきかせすぎたときのオーバーヒート的な痛み。体の一部とは、端的にいうと股ぐらであり、もっというとお小水の通り道である。
うおおおキターーーーー! 痛てててて。これが智光薬湯か。めっちゃ攻めてくるじゃないっすか。言葉は悪いが毒をもって毒を制すレベルの強力パワーでごりごり来る。あまり我慢しすぎると二度とトイレに行けない体になってしまいそうだ。
てなわけで5分も耐えられずにギブアップ。クールダウン仕様の五色の湯へ逃げ込んだ。とはいえ、ぬる湯の中でもしばらくはヒリヒリと一部にホットな痛みが続いた。いやー強烈激烈。
後述のように、ゆあみは別の温泉の代打だったのだが走者一掃のクリーンヒットというか、代打がしっかりいい仕事をしてくれましたね、という監督談話を発表したいくらいに満足している。
さあ入場…あれ? 閉まってる?…立て札には「営業時間 15:00~23:00」とあった。しまったああああああ! 今はまだ正午前だ。この手の施設は10時にはオープンしているという思い込みミスである。
不審者(自分)を見かけて外に出てきたご主人(?)によれば、毎日清掃してお湯を入れ替えるのにどうしても時間がかかってしまうんだそうである。
その意気や良し。毎日清潔で新鮮な温泉を楽しめるということだ。ますます期待が高まった。いつかリベンジしてやるぜ。
(※追記)1ヶ月あまり後にリベンジを果たした。
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吉川天然温泉ゆあみへのアクセス
真夏の正午、JR武蔵野線の吉川駅へ降り立った。後述する事情により体も服も汗びっしょり。早く風呂に入ってさっぱりしたい…その思いにあっさり応えてくれるのが駅北口から徒歩1分の吉川天然温泉・ゆあみなのだ。超便利。表の看板や館内の張り紙に書かれた文句の一部は、ちょっと宗教の説法チックだけど、利用中に宗教的なモノ・コトが特にあるわけじゃないからご安心を。普通の入浴施設です。
入口付近の「ここから源泉湧いてます」の張り紙がなんかユニークで面白い。
入館したら下足箱に靴をしまって受付に鍵を預けて腕輪を受け取る。料金は平日900円・休日1000円。タオルは別料金。
3階は露天付き大浴場
さっぱりした浴感が良い30%源泉槽
4階建ての2階と3階が浴場になっており、まずは2階の脱衣所へ向かう。適当なロッカーに服と腕輪をしまったら大浴場へゴー。とりあえず階段を上がって3階へ行ってみた。浴室内は一般的なスーパー銭湯ぽい。洗い場のカランはたくさんあって混み合うことはないだろう。奥へ行くといくつかの浴槽があるが、ゆあみのホームページの施設案内図を見ると、図で女湯とされている方が当時の男湯だったと思う。時おり男女入れ替えがあるのかな。
3階にある7種類の湯船のうち温泉槽に絞ってまわった(泉質はナトリウム-塩化物泉)。奥の扉から露天エリアへ出ると2つの露天風呂がある。広い方が加水した30%源泉槽。微かに黄色っぽいけどほとんど無色透明。
ここはぬるいから入りやすい。一部が屋根付きになっており、夏の晴れた日はその陰に入ればいい。結構気に入った。ウイスキーをストレートでいくのが本物なんだとしても、特に夏は、ハイボールでさっぱりいきたいよね、みたいな。
濃厚な100%源泉槽と淡白な内湯
続いて隣の100%源泉槽へ。こちらは濁りの強い黄土色。あえて意識しなくても、はっきりした木材系アブラ臭が鼻をつき、黒くて細かい粒子状の湯の花が舞っていた。お湯は熱め。いかにもな温泉気分を味わうならこちら。ただし浴槽は小さめなので2~3名がいいところ。4人目として入っていくのはちょっと気が引ける。そこまで混むことはあまりないだろうけど。
内湯エリアへ戻り、いったん寝ころび湯で小休止を入れてから、内湯源泉槽に入ってみた。ここも100%源泉だと理解しているが濁りはない。説明によれば日によってコンディションが変わるそうだ。お湯は適温。
2階は智光薬湯が主役
内湯源泉槽もあります
この時点でもうお腹いっぱいだが目玉の薬湯をスルーするわけにはいかない。階段を下りて2階浴室へと向かった。2階にはカラン4つくらいの洗い場と3種類の浴槽がある。どの浴槽もだいたい3~4名規模。人はそれなりに来るけど湯船待ちが起きるほどではなかった。
まず内湯源泉槽にしばらく入ってみた。これは3階内湯のと同じようなものと考えればいい。
クールダウンがありがたい五行石五色の湯
その隣が「五行石五色の湯」と名付けられた、5つの石を通したお湯が注がれる湯船。石のパワー云々は正直よくわからないものの、「2017年の夏は五色の湯もクールダウン風呂!」と張り紙されていたように、気持ちのいいぬる湯で提供されていた。温度計によれば32℃くらい。夏にはピッタリの、ちょっとしたヒットだ。3階のクールダウン風呂をパスしちゃったから余計にうれしい。とにかくずっと長湯したくなる…が…いかんいかん、薬湯を忘れちゃいけない。
こいつは強烈! おそるべし智光薬湯!
智光薬湯とは30種類の生薬のエキスを煮出したり踏み出したりしてお湯に混ぜ合わせたもの。完全な不透明でこってり感の強い黄土色をしている。浴槽を入ってすぐのところに生薬の袋が沈めてあるけど、濁って見えないから思い切り踏んづけそうになった、注意。生薬の効果でちょっとヒリヒリするため、お湯は熱いようなぬるいような、よくわからないことになっている。せっかくだからこの漢方薬の海にしばらくつかっていよう。
…やがてヒリヒリどころじゃなくなってきた。体の一部が特に痛い。料理にスパイスをきかせすぎたときのオーバーヒート的な痛み。体の一部とは、端的にいうと股ぐらであり、もっというとお小水の通り道である。
うおおおキターーーーー! 痛てててて。これが智光薬湯か。めっちゃ攻めてくるじゃないっすか。言葉は悪いが毒をもって毒を制すレベルの強力パワーでごりごり来る。あまり我慢しすぎると二度とトイレに行けない体になってしまいそうだ。
てなわけで5分も耐えられずにギブアップ。クールダウン仕様の五色の湯へ逃げ込んだ。とはいえ、ぬる湯の中でもしばらくはヒリヒリと一部にホットな痛みが続いた。いやー強烈激烈。
温泉のみにあらず、薬湯のキャラが立ってる、ゆあみ
ゆあみに来てあの薬湯に入らない手はない。自分は完全に温泉のことだけを考えて目的地を決めて訪れたんだけど、うれしい誤算というか意外な出会いというか。なお、この他に岩盤浴もやっているようだ。いろいろ頑張ってますな。後述のように、ゆあみは別の温泉の代打だったのだが走者一掃のクリーンヒットというか、代打がしっかりいい仕事をしてくれましたね、という監督談話を発表したいくらいに満足している。
おまけ:三郷「めぐみの湯」にフラれた件
実をいうと、3湯目の最初の候補はお隣・三郷市の「早稲田めぐみの湯」だった。口コミで高評価のお湯を目指して、ららぽーとのある新三郷駅から真夏の炎天下を延々15分、全身汗まみれになりながら歩いた。さあ入場…あれ? 閉まってる?…立て札には「営業時間 15:00~23:00」とあった。しまったああああああ! 今はまだ正午前だ。この手の施設は10時にはオープンしているという思い込みミスである。
不審者(自分)を見かけて外に出てきたご主人(?)によれば、毎日清掃してお湯を入れ替えるのにどうしても時間がかかってしまうんだそうである。
その意気や良し。毎日清潔で新鮮な温泉を楽しめるということだ。ますます期待が高まった。いつかリベンジしてやるぜ。
(※追記)1ヶ月あまり後にリベンジを果たした。
【この旅行に関する他の記事】