4月に実行した長野県・高遠への花見ツアーについて書いたこの記事は、本来なら「高遠の満開の桜がいかにすばらしく、そして感動的だったか」を、美しい写真を多数織りまぜつつドヤる内容になるはずだった。
だが自然を相手にそんな甘えは通用しない。開花が早めでも遅めでも大丈夫な日を慎重に選んだはずなのに、さらにその上を行かれてしまった。自然さんマジぱねえっす。
もうひとつは茅野から杖突街道を通る、ちょっと裏道的なルート。王道ルートに比べてショートカットしたようなコースになる(走りやすい道かどうかは不明)。一応バスが走っているから鉄道利用者も対応可能。
今回のグループ旅行では鉄道利用の王道ルートを選択した。JR飯田線・伊那市駅から路線バスで高遠駅(バスターミナルであって鉄道駅ではない)まで約30分、そこから期間限定のお花見循環バスというのに乗り換えて約10分。お花見スポットの高遠城址公園に着いた。
駐車場整理のお兄さんが教えてくれたところによると、今年は開花の進みがかなり遅いとのこと。開花宣言はすでに出ていて、そこからの経過日数でいえば例年なら6~7分咲きを期待できる頃合いなのに、実際はようやく1分咲き程度。
白兎橋付近。全然咲いてない。
新城藤原神社付近。無きに等しい。
これではいかに全国区の桜の名所といえども客足は伸びない。それなりに多くの人はいたけど大盛況まではいかない。ごみごみしてなくて良かったとも考えられる。でも主役の花がないんじゃなあ。しょんぼり。
休憩込みで滞在は30分くらいだったか。もし桜が満開だったら、じっくり見る&人混みで歩きにくいことを計算に入れて、1時間みておいたほうがよいと思う。
バスの運行が適当・その最新情報が現場に下りて来ない・ならばとタクシー乗り場を聞いても要領を得ない等、良くいえばおおらか、悪くいえば非マイカー客をさばくシステムが練り上がっていない感じがした。結果的に循環バスは来たからまあ良しとしよう。
高遠駅に戻ってきたら、近くの桜がちょうど見頃だったのに気づいた。城址公園とは違う品種かもしれない。
となると平日に休みを取っていくことになる。すると前もって職場に休暇を申請しなければならない。となると行く日が早い段階で固定されて決まってしまう。
桜の見頃は人が殺到するからと思うと、高速バス/特急の指定席や宿を早めに押さえておかないと安心できない、という意味でも、行く日は開花情報を待たずに決めざるを得ない。
車があれば金曜か土曜の深夜に出発して早朝着いたら見学してとんぼ返りという荒技も考えられるが。車ないし。仮にあっても荒技すぎてやれる気がしない。
こうしてすべての要素をANDで成立させないといけないのか…ダビスタの最強馬づくりかよ! …こりゃあきまへん。もう数撃ちゃ当たる方式で毎年チャンレンジするしかないのかもしれない。
だが自然を相手にそんな甘えは通用しない。開花が早めでも遅めでも大丈夫な日を慎重に選んだはずなのに、さらにその上を行かれてしまった。自然さんマジぱねえっす。
高遠城址公園へのアクセス
東京方面から高遠へ入るルートは2つある。ひとつは伊那IC/伊那市駅から伊那市街を通り抜ける王道ルート。かつては一本道だったから花見渋滞がひどかったけど、近年は三峰川沿いのもう一本の道との使い分けができるようになって幾分マシになったとの情報も。もうひとつは茅野から杖突街道を通る、ちょっと裏道的なルート。王道ルートに比べてショートカットしたようなコースになる(走りやすい道かどうかは不明)。一応バスが走っているから鉄道利用者も対応可能。
今回のグループ旅行では鉄道利用の王道ルートを選択した。JR飯田線・伊那市駅から路線バスで高遠駅(バスターミナルであって鉄道駅ではない)まで約30分、そこから期間限定のお花見循環バスというのに乗り換えて約10分。お花見スポットの高遠城址公園に着いた。
「サクラサク」には早かった
開花宣言は出てるのに…
あたりを見回すと、桜の木はたくさんあるが花が全然咲いていなかった。まあ伊那市へ向かう列車の中で覚悟はできていた。山梨県まではまぶしいくらいの桜色が車窓に広がっていたのに長野県に入ったとたん、桜色がすっかり消え失せてしまったからである。しかし隣県でこうも違うかね。駐車場整理のお兄さんが教えてくれたところによると、今年は開花の進みがかなり遅いとのこと。開花宣言はすでに出ていて、そこからの経過日数でいえば例年なら6~7分咲きを期待できる頃合いなのに、実際はようやく1分咲き程度。
主役不在の公園
公園の入口となる南ゲート付近にまあまあのやつが2~3本だけあった。結果的に全体を通じてこれが一番咲いていた。白兎橋付近。全然咲いてない。
新城藤原神社付近。無きに等しい。
これではいかに全国区の桜の名所といえども客足は伸びない。それなりに多くの人はいたけど大盛況まではいかない。ごみごみしてなくて良かったとも考えられる。でも主役の花がないんじゃなあ。しょんぼり。
豪快な空振り三振
北ゲートの近くに赤屋根のレトロな建築があった。中の売店でまんじゅうとコーヒーを買って休憩する。今日は振られちゃったね、またいつか来なきゃなあ、という会話をして、じゃあ出ますかとなった。休憩込みで滞在は30分くらいだったか。もし桜が満開だったら、じっくり見る&人混みで歩きにくいことを計算に入れて、1時間みておいたほうがよいと思う。
行きはよいよい、帰りはぐだぐだ
お花見循環バスの乗り場へ戻ると係員がやって来た。まだ運行時間帯のはずだったが、客が少ないと早めに切り上げてしまうことがあるんだとか。いまバスが動いているかどうか確認してみますね、と。そういうもんなの?バスの運行が適当・その最新情報が現場に下りて来ない・ならばとタクシー乗り場を聞いても要領を得ない等、良くいえばおおらか、悪くいえば非マイカー客をさばくシステムが練り上がっていない感じがした。結果的に循環バスは来たからまあ良しとしよう。
高遠駅に戻ってきたら、近くの桜がちょうど見頃だったのに気づいた。城址公園とは違う品種かもしれない。
スケジューリングの難易度が高すぎ
今年はまったく想定外の開花遅れのためうまくいかなかった。悔しいから来年以降にまたチャンレンジする可能性がある。しかし見頃を狙い撃ちするのは結構難しい気がする。未来予想ゲーム
ぎりぎりまで開花情報や天気予報とにらめっこして「今がベスト。さあ行くぞ」ができればいいんだけどね。ネットで調べると、花見渋滞はいろいろ対策されて緩和したとの情報がある一方、ピークの週末は到着まで5時間(東京からじゃないよ、伊那ICから!)なんてトラウマ級の逸話もあったりして、土日は絶対に行きたくない。となると平日に休みを取っていくことになる。すると前もって職場に休暇を申請しなければならない。となると行く日が早い段階で固定されて決まってしまう。
桜の見頃は人が殺到するからと思うと、高速バス/特急の指定席や宿を早めに押さえておかないと安心できない、という意味でも、行く日は開花情報を待たずに決めざるを得ない。
車があれば金曜か土曜の深夜に出発して早朝着いたら見学してとんぼ返りという荒技も考えられるが。車ないし。仮にあっても荒技すぎてやれる気がしない。
一発で当たりを引くのは無理?
厳しいなあ。今年なんか、過去の開花実績を調べてどう転んでもそれなりに楽しめる最大公約数の日を選んだはずなのに、なおも外されてしまったからなあ。しかも天気が良くないと白けちゃうというファクターがさらに加わるわけだ。こうしてすべての要素をANDで成立させないといけないのか…ダビスタの最強馬づくりかよ! …こりゃあきまへん。もう数撃ちゃ当たる方式で毎年チャンレンジするしかないのかもしれない。